レビュー『チャイルド オブ ライト』どこか懐かしいRPG

今回は、JRPGに影響を受けた海外製RPG『チャイルド オブ ライト』をご紹介します!

***ゲーム基本情報***
タイトル名:チャイルド オブ ライト
開発元:ユービーアイソフト
フォーマット:PS4
ジャンル:2D RPG
プレイ人数:1人
価格:0円(PlayStation Plus フリープレイ)
通常価格:1,480円+税(DL版)
クリアまでの時間:20時間弱

PlayStation3、PlayStationVita、Xbox One、Xbox 360、Wii Uのマルチプラットフォーム。

プレイした経緯

画や、世界観が好みで、気になっていたところに、PlayStation Plusのフリープレイが来たので。

オススメしたい人

JRPGが好きな人
絵本・童話が好きな人
雰囲気ゲーが好きな人

良かったところ

雰囲気がイイ!

背景美術や、音楽は非常にレベルが高いです。

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ピアノの物悲しいメロディーが、ストーリーと水彩画風の背景にあっていて、印象的。

意味もなく、世界を飛び回ったり、敵がいない場所で、ぼーっと宙に浮いたままと放置して音楽を聞いたり……と、起動しているだけで心地よい、ザ・雰囲気ゲーでした!

飛べるRPG

物語序盤で、主人公が飛べるようになるんです。
RPGだけど、空を飛べる。ん~!スバラシイ!

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絵本のような世界をふわふわ飛んでいるだけで、幸せ。

『キングダム・ハーツとかもそうだったんですけど、私、生身のまま飛べるRPGってすごく好きなんですよ。大好き。

飛空艇とかも、もちろん好きなんですけど、普段冒険している世界を、そのまま飛び回れるこの自由さ。たまらないですね〜

戦闘はシンボルエンカウントなので、空を飛んでいれば、ギリギリまで戦わずに済むのも、また良し。

ただ、わがままをいうなら、ナイツのように、頭を起点に動いてくれればなお良かったなと思いました。

いまひとつだったところ

戦闘が大変

戦闘はシンボルエンカウント、ATB方式。

通常のATBに追加して、相手の速度を遅くしたり、味方を回復できたりする補助キャラの操作も、同時行わなければならず、システムに慣れるまで大変でした。

慣れれば、あえて防御をしたり、メンバーチェンジを行ったりと、いろいろやることが増えて、楽しいんですけど、それでもやっぱり一回の戦闘が長かったかなーと。

タイムライン・補助キャラの体力・プレイキャラのステータスなど、気を配らなければならない箇所が画面中に散らばっていて、かわいい見た目とは異なり、戦闘時間中はかなり慌ただしかったです。その辺がもう少し、やりやすかったらよかったですね。

まとめ:どこか懐かしいRPG

『チャイルド オブ ライト』は、どこか懐かしいゲーム。

絵本の中から出てきたような、個性ある優しい仲間たち。そして、彼らと交わす、とりとめのない会話。

最初は煩わしかったその会話も、物語が進み、回を重ねるたびに、かけがえのない時間に変わっていく。いつしか、一緒に童話の世界を冒険しているような気持ちになりました。

仲間と出会って、別れて、
強くなって、世界を救う。
誰もが経験したことのある、王道RPG。

子供の頃、一緒に世界を救った「彼ら」に再び出会えたような、そんな温かな気持ちになれる、素敵なゲームでした。