極東の島国でIllustratorへの愛を叫ぶ

今回はIllustratorのお話。

前回の風立ちぬから早2か月。この2か月、伝染性単核球症になったり、京都 ― 洛中洛外図と障壁画の美に行って、障壁画に感涙したりといろいろ有りました。その事は時間が空いた時にポツポツ記事にしていこうとおもいます。

私、Illustratorというソフトが大好きで、そのソフトのチュートリアルサイトを運営しています。

sakimitama自慢のサイト
チュートリアルマニアックス

まだまだ弱小なのですが、それでもたまに「役に立った」的な反応を頂いたり、こんな感じにリンクを張っていただいたりします。

和素材配布&和素材チュートリアルサイトまとめ[随時追加]|いろはクロス

いろはクロスさん、ありがとうございます!!!

というわけで、今日はそのIllustratorとチュートリアルサイトのお話をしようとおもいます。

Illustratorって素敵なソフトなんですよ。

何が素晴らしいかって、起動してから5分は放っておかないと、ちゃんと動いてくれないうちの子(PC)でも、こんな絵が描けるのです!(ドヤッ)
20131105052147
素敵!

20131026194351_min
最高!

線はいつだって綺麗だし。好きな大きさで絵が描けるし。そんなに複雑なものでなければ、絵が得意な人でも、苦手な人でも同じ絵が描けてしまうッ!っもう、ホントいいことづくめです。

 

がっ!

がっ!

が、が、がががッ!
ドロー系のソフトってとっつきにくいのです。
ペイント系のソフトが点で絵を描くのに対し、数字で絵を描きますから。

小学校くらいの時に、ベクトルって習いましたよね、座標ナントカから、座標(-x、+y)の方向にzの分だけ線を引く、みたいな。そんな感じで絵を描くのです。別に実際に数字を打ち込んだりはしないのですが、やっぱり手で描く様に「直感的」ではありません。

だから、初めての人は「???」となり、特にドロー系のソフトをメインに使っていた人は「!!!!!!」となります。

私も昔は大嫌いでした。ロゴを描くときくらいしか使っていなくて。なんといっても初めてのペンツールの意味不明さ。ペンのくせに線描けないじゃん!!!何がイラストレーターじゃぁ!!バケツツールはどこじゃぁ!!と、勝手にカリカリしてました。ひどい話です。(ちなみにそのトラウマのせいか、今でもぎりぎりまでペンツールは使いません)

そうやってずーっと触らないまま、数年の月日が経ちました。

そしてある日、転機が訪れるのです。今の私にとっては運命の出来事といっても過言ではありません。

「PCのスペックが足りない」

もうこれ、ほんとこれ。というか、わりと最近。私の4GBメモリのPCではPhotoshopCS5は思うように扱えなかったのです。まぁー、固まる固まる。え?なに?だるまさんが転んじゃったの?むしろ、腰抜かしちゃった?私、後ろとか向かないけど、動くまで見つめ続けるけど!!前のバージョンだったら結構いけてたのに!何よ、CS5!

で、Illustrator。

もういいよ、Photoshopが駄目なら、Illustrator使ってやるよ!結構すごい絵描いてる人もいるし!しょうがないから使ってあげるわッ!

なんという消極的な動機。なんという上から目線。

でも、ほら、嫌いから入るとすごく好きになっちゃったりするじゃないですか。いいところがたくさん見えてくる。っていうか、いいところしか見えてこない。

うわっ……私の線きれいすぎ……?(←基本)
何!拡大しても平気ッだと……?(←基本)
線を簡単に修正できるぅうぅぅ!(←基本)
色変えても絵が崩れないッ!!(←基本)
軽い!軽いよほぉぉぉぉ!!!(←残念)

と、まさにイラストレーターという名にふさわしいソフトだったわけです。

そらそうですよ。天下のAdobe様ですから、そんなロゴ専用のソフト作るわけがないんですよ。そんな風に思っていたなんてね、誠に遺憾砲発動の会見を開きたいくらいです。

反省しましたね、否、猛省。唇も噛みました、ホゾも噛みました。体中歯型だらけです。ま、ぼっちゃり系女子なんで、ホゾ噛むなんて余裕だったし。

 

そして、私は生まれ変わりました。Illustratorを憎み、石を投げていた人間から、Illustratorの全てを受け入れ、心より愛する人間へと。

 

「Adobe神がお恵み下さったモノを、皆に広めなければ……」

 

と、まぁそんな感じでチュートリアルサイトをはじめました。
(べ、別に素材サイトを作ろうとしたけど、aiデータのあげ方がわからなかったとか、そんなんじゃないんだからッ!!!)

 

100人中、99人が知っててもいいじゃない。

得意気に語っていますが、私はタダの素人です。タダのIllustrator好き。プロでは無いのです。

プロとアマでは世界が違います。アマの私が思っている以上に違います。

だから、私のチュートリアルなんて現役バリバリの人から見たら、「あぁ、うん。これ便利だよね。でもこうした方がもっといいのに」てな感じですよ、きっと。

でも、中にはIllustrator苦手で、仕事で嫌々使っているって人もいるんじゃないかな、とも思っています。その人になら、私の知識が役に立つかもしれない。私のチュートリアルで早く帰れたりするかもしれない。そんな人が100人に1人くらいいてくれたらいいな、そう思っています。

あわよくば、Illustratorが苦手だったけれど、結構面白いかも……なんて思ってもらえたら、これほど嬉しい事は無いですよね。

Illustratorが苦手な気持ち、私、すごくよくわかりますから。

鉛筆では絵がかけなくとも

Vectortuts+(海外サイト)

という有名なチュートリアルサイト(海外)があります。

様々なデザイン系ソフトの質の高いチュートリアルを紹介しまくっているサイトで、自分がチュートリアルを作るにあたって非常に参考にしています。

ここの一番好きなところは、全ての作業に画像がついて、私のように言葉がわからなくとも、同じものを作ることができるところです。

それこそ、「絵なんて描けない!」って人でも、カッコイイ作品ができたりするんです。
画像だけでも、文字だけでも、使う言葉が違っても。
それが私の目指すチュートリアルです。

お陰で一つ一つ作るのに時間がかかって、このまま続けていけるのか不安になったりしますが、それでもやっぱりできる限り快適なチュートリアルを目指したいと思っています。

まずは100チュートリアルを目標に。

 

本当に、Illustratorって素敵なソフトなんです。
「京都 ― 洛中洛外図と障壁画の美」でこのページに辿り着いたアナタも、伝染性単核球症でググってこのページに来てしまったアナタも、それだけは覚えて帰ってくださいね。

では、また。