住んでいるマンションに大規模修繕のお知らせがやってきた!3〜6ヶ月続く大規模修繕工事。実体験を元に「大規模修繕を快適に過ごす」ための心構えや、役に立つアイテムをご紹介します。
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この記事を書いているsakimitamaはこんな人
都内在住。現在住んでいるマンションが大規模修繕工事中。2017年1月ごろ終了予定。
逃げ場所を確保しておこう!
騒音・異臭・人の出入り・ベランダの使用制限など、大規模修繕はとにかくストレスが溜まります。3〜6ヶ月の長丁場なので、「辛い」「嫌だ」と感じたら、無理に我慢せずさっさと逃げ出してしまいましょう。
大人であれば喫茶店や図書館、カラオケルームなどとにかく家から出て時間を潰せる場所を見つけておくと良いです。小さなお子さんがいる家庭では、子どもを預けられる場所・雨でも出かけられる場所を探しておきましょう。工事期間中は本当に家にいたくなくなるので、工期に合わせて、旅行やレジャーの計画を立てるのもおすすめです。
ペットを飼っている場合は、使用する薬品などを事前説明会で確認しておき、必要があればピンポイントでペットホテルを利用するなどしましょう。
騒音は?
足場組立、タイル剥がしの騒音は想像を絶する爆音です。大人の私でも心臓がキュッとなりますし、小さな子どもは恐怖を感じて泣き出してしまうレベル。日中家の中にいる方は耳栓を購入しておくと良いでしょう。
異臭は?
外壁・シーリング工事中は薬品臭が漂います。特に、ベランダのペンキ塗り直しは臭いがかなりキツイです。吸気口はベランダ側についていることも多いので、換気扇を回しても匂いが入ってきてしまう悪循環。臭いに敏感な方、喘息持ちの方はその場にいるだけで辛いでしょうし、ペットが居る場合は命にかかわる可能性もあります。
廊下側に窓があれば、窓や扉を開けて換気したり、空気清浄機でしのぎましょう。私は匂いを嗅ぐと頭が痛くなってしまったので、匂いが強い日は廊下側の窓を開け、換気扇を回して外出していました。
日光・風は入る?
足場のせいでどうしても影ができてしまいますが、基本的に日も風も入ります。ただ、外の景色はやや見づらいです。また、足場に雨が当たって水がはねるので、通常時よりもベランダの濡れる範囲は広くなります。
洗濯物は干せる?
実際に工事がはじまって、思ったよりも干せる日が多くありますが、雨が降ったり台風が来たり、なんだかんだ干せない日が続きました。なので「思ったように干せない」と思っている方が良いです。
工事が休みの日(土日祝日が多い)や、工事終了後〜工事がはじまる前までは通常通り干すことができるので、乾きやすいものはこまめに洗濯・干すと洗濯物をあまり貯めずにすみます。
用意しておくと良いもの
耳栓
大規模修繕の必須アイテム。家で過ごす時間が多い方は絶対に買っておいたほうが良いです。大規模修繕で発生する騒音は、空気を伝わってくるタイプの音ではなく、壁・天井・床を伝わってくる振動なので、部屋全体から音が聞こえてきます。音量は部屋を移動してもあまり変わりません。
耳栓はドラッグストアや百円ショップなどですぐに手に入るので、あらかじめ購入しておきましょう。
初めての方にオススメなのがこのセット。一言に耳栓と言ってもサイズ・硬さなど種類は豊富。合わないものをつけると音を防げないばかりか、耳が痛くなってしまいます。自分にあう耳栓がよくわからない方は、このおためしセットの購入がおすすめです。収納ケース
大規模修繕がはじまると、ベランダを片付ける必要がでてきます。また、洗濯物を干せない日=大量のホコリが舞う日なので、サンダルや植物は室内にしまっておくと良いです。そんな時にコロコロつきの収納ケースがあると、外のものをパパッとしまえて便利です。うちの場合は収納ケースを各部屋に配布してくれました。事前説明会で確認しておくと良いでしょう。
部屋が広く、十分なスペースがとれる場合は、レジャーシートなどで十分です。
プライバシー&セキュリティ
工期中は作業員が頻繁に足場を行き来しますし、ベランダ内にも立ち入ります。また、足場があることで高層階でもかんたんに人が上がれるようになってしまいます。自分のことは自分自身で守りましょう。
ミラーレースカーテン
日常的に窓・カーテンを開けている場合はレースカーテンを購入しておきましょう。本来ならばサイズを調べてオーダーするのが理想ですが、大規模修繕の時だけ欲しい場合は出来合いのものが安くておすすめです。
目隠しができる洗濯物ハンガー
洗濯物は基本丸見え。他人に見られるのが嫌な人は目隠しグッズを購入しておきましょう。工事期間中は部屋干しもすることになるので、鴨居やドアに掛けられるタイプが良さそうです。
補助錠
足場が組まれると、外からかんたんにベランダまで登ってこられるようになります。うちは大丈夫!と思ってしまいがちですが、そう思っている人のところに災難は降りかかるもの。数千円で家の安全を守れるので、なるべく購入することにしましょう。
ちなみに補助鍵については施工業者が貸してくれる場合が多いので、説明会で確認しておきましょう。部屋干しグッズ
ベランダの使用制限は工期中かなりの頻度で発生します。パターンとしては「ホコリが大量に舞う日」「ベランダ内部で作業を行う日」など。一見関係ない工事の日でも干せないことがままあります。
今のところ、全体の3〜4分の1くらいの日程は洗濯物が干せません。施工業者も気を使って数日に1度は洗濯物制限を解除してくれますが、梅雨時や台風シーズンに当たるとにっちもさっちもいかなくなってしまいますので、家の中には「部屋干し環境」を整えておくのがベターです。
乾燥機や、浴室乾燥など洗濯物を室内で乾かせる設備がある場合、これらは不要です。
部屋干し用洗剤
普段は好みの洗剤を使っていますが、部屋干しする場合は必ず専用洗剤を使っています。柔らかさだったり香りだったり、多少好みのものには劣りますが、生乾きのニオイがない事は何ものにも勝ります。一番安価な部屋干し対策なので、とりあえず近所のドラッグストアで良さそうなものを購入しておきましょう。
室内用物干し
期間限定なので畳めたり・コンパクトなものがオススメ。壁がしっかりしているようであれば強力突っ張り棒もおすすめです。洗濯物が多くない場合は、鴨居用の洗濯物干しが100円ショップやホームセンターに売っていますので、そちらを利用しましょう。
布団乾燥機
工事がはじまると、足場ができたり、ホコリが舞ったり、手すりが養生されたり、シーリング工事の影響でベランダ全体が汚れてしまいます。工事期間中は洗濯物可不可に関わらず、布団は干せなくなると考えたほうが良いです。
我が家ではダニ対策用で購入した布団乾燥機が大活躍。乾いた布団は気持ちがいいですよね。日常的に布団を干していた方や、もともと購入を検討していた方はこれを機に使ってみるのも良いかもしれません。
我が家はダニ対策がメインなのでこちら↓を利用しています。
部屋干し対策なのであれば衣類乾燥機能がついた機種がオススメです。
除湿機
洗濯物が干せない日は、掃出窓そのモノを開けられない事も多く、大規模な換気ができません。当然部屋の中はジメジメ。作業時間以外はこまめに窓を開けて、徹底した換気を心がけましょう。もし、部屋干しでカビが生えるようだったら、被害が部屋全体に広がる前に除湿を行いましょう。
まとめ:とにかく我慢しない!
工事期間中、様々なストレッサーがあなたを襲うことでしょう。数日間なら我慢するのもアリですが、大規模修繕は数ヶ月単位で続くもの、なるべくなら「耐える」ではなく、「逃げる・避ける」方向で対応したいものです。
騒音・異臭を理由にして、普段行かない美術館に行ってみたり、映画を観に行ったり。家にいられないのなら、外に行って楽しんでやるぜ!くらいの気持ちで過ごすのが吉。何か困ったことがあったら、現場監督さんに連絡するのも大切ですよ。
とにかく無理せず、我慢しない!これが長期間の不便を乗り切るコツだと私は思います。みなさんが工事期間を快適に過ごせますように!以上、sakimitamaがお送りしました。おつかれさまでした。