sakimitamaが愛用しているインクをご紹介。それほど数はありませんが、使用例もあるので、次に買うインクの参考にしてみてくださいネ!
ノートはツバメ中性紙フールス使用の大学ノート、A5サイズ H30S。フルース紙はインクの吸い込みが非常によく、色が濃く出ます。
今のイチオシインク!
パイロット 色彩雫 月夜(つきよ)
やや緑がかった青。雲一つない満月の夜、月に照らされた明るい空の色といった感じ。上品でおとなしい色なので、幅広い場面で活躍。
あの超有名な万年筆動画に使用されているのもこの「月夜」。もんのすんごい動画なので、見たことのない人はぜひ見てみてほしい。
Custom Namiki Falcon Resin Fountain Pen HD
パイロット 色彩雫(いろしずく)シリーズ
日本の美しい情景をテーマにしたインクシリーズ。24色という驚きの多色展開で人々の心を鷲掴み。比較的安価に多くの色を揃えられるミニボトルセットも登場し、多くの人をインク沼に引きずり込んでる。ずぶずぶ。
露草(つゆくさ)
露草の花びらのような、清々しい群青色のインク。
ビンの美しさと、知的な色合いに惹かれ購入。初代イチオシインク。青系統ではあるけれど、かなり明るいのでフォーマルには厳しいかも。
インクそのものの美しさは露草が一番。
月夜(つきよ)
現在のイチオシインク
やや緑がかった青。雲一つない満月の夜、月に照らされた明るい空の色といった感じ。
ミニボトルセットを購入する際、一番最初に決まった色。上品でおとなしい色なので、幅広い場面で活躍。
竹林(ちくりん)
淡い黄緑色のインク。竹林というよりは新緑といった感じの瑞々しい緑。
淡い色合い、可読性はやや低い。色の移り変わりも美しいので、太めの万年筆がオススメ。
躑躅(つつじ)
明るい赤紫色のインク。ピンクよりの色。
レッドフラッシュが結構でる。普通の万年筆で使う分には気にならないが、カリグラフィー等、インクを大量に使う場合は注意。
コピー用紙にカリグラフィー用のペン先で。躑躅のレッドフラッシュ。
土筆(つくし)
深い焦げ茶色のインク。土筆というより、筍の皮。
黒だとかたすぎるなぁ、なんてときに利用。こちらも乾燥時の色の分離が強く、フチがギラギラしてしまうので、インク溜まりができるような使い方は避けたほうが良い。普通の万年筆で使う分には全く問題ない。
ドクターマーチン シンクロマチックシリーズ
透明度が高く、発色豊かなカラーインク。染料インクなので、耐光性は弱く、飾るモノには向かない。
万年筆の他にも、エアブラシ、テクニカルペン、もちろん通常の水彩インクとして利用ができる。ドクターマーチンには様々なインクの種類があるので、間違わないように注意。
また、「万年筆にも使える」と謳われているが、専用に作られたインクではない。最悪壊れても平気!というペンに使いましょう。
23 ビリジャン(VIRIDIAN)
澄んだ青緑。青、というより水色に緑を足した感じの、明るくて元気な色。
ペリカーノジュニアのターコイズブルーに合うインクが欲しくて購入した。
上下の写真で色がぜんぜん違うが、実際はこの間くらいの色。とても綺麗な色だけれど、毎回うまく撮影・調整できず。紙の上の美しさをどうにかお伝えしたいのだが……。
とにかく発色が良い!どんどん絵や文字をかきたくなる一色。
11 ライトグレー(LIGHT GRAY)
赤みのある灰色。やや茶色い近い。灰色ではあるが、色味や奥行きを感じる、有機的な色合い。
静かながらもあたたかみがあるので、冬に出す手紙に良さそう。
カキモリオリジナルインク
Love Ai
さわやかなオレンジ~夕焼けの色。
みんな大好きあのアプリをイメージした、オリジナルインク。ブログプレゼント用に作成。赤みの強い橙で、みかんや柿、夕暮れなんかをイメージさせてくれる。
耐水性の万年筆インク
どのインクが一番耐水性があるのか実験しました。
水彩画の主線にも!耐水性万年筆用インク比較【プラチナカーボン・Noodler’s・青墨・極黒・Dr.ヤンセン】
水彩着色できる万年筆を探していろいろ購入。耐水性だけで言うと、やはり顔料インクのプラチナカーボンがぶっちぎっていた。
プラチナ カーボンインク
日本のメーカープラチナ万年筆が作った顔料インク。最強の耐水性。出先で線画を書いてその場で水彩着色したい場合は、これ以外の選択肢はないのでは?というくらい優秀。現在はプレピー0.2で使用中。1週間放置したりもしているが、トラブルになったことはない。
とにかく黒い。パッケージの「まっ黒な文字を書きたい人に!」というコピーは伊達じゃない。黒いし耐水性あるし、宛名書きとかに重宝している。
青墨(せいぼく)
日本の万年筆メーカー、セーラー万年筆が作っている超微粒子顔料インク(ナノインク)を使った顔料インク。耐水性があるのに、色がついていて万年筆インクらしい濃淡を楽しめるところが好き。ペン習字ペンで絵を描くのに利用している。一度も詰まったことはない。入手もしやすいし、使い勝手がいいのでオススメ。
月夜をもうすこし明るくした感じ。明け方の海といった感じの静かな青。月夜ほどではないけれど、落ち着いた雰囲気があって好き。
極黒(きわぐろ)
青墨と同じシリーズのインク。顔料インクだけれど、個人的に耐水性は「あまりない」と思っている。同じシリーズなのに青墨との差が大きくて不思議。絶対に万年筆を詰まらせたくないし、滅多に濡れないけど、でもイザという時のために耐水性は欲しいという時に使うのがいいかな……。うん。
プラチナカーボンに比べると薄いけれど、まぁまぁ黒い。シグノの黒に近いかも。
Noodler’s ブラック
アメリカのメーカー、Noodler’s製。染料なのに乾くと耐水性になるという万年筆インク。好きなイラストレーターの人たちが使っていたので、海外通販で購入。
他の耐水性インクに比べると乾燥するまでの時間が長いが、染料なので顔料のようにが乾いて万年筆がダメになるという心配は少なさそう。お気に入りの万年筆にも入れられる……と思うが、粘度が高いのか、文字を書いていて若干引っかかる感じがある。これはこれで、万年筆がダメになりそうな気もする。あと、独特な臭いがする(不快なものではない)。とにかくクセの強いインク。
やや薄目の黒。ぺんてる筆ペンの中の墨汁に近い色。
デ・アトラメンティス(Dr.ヤンセン)ドキュメントインク
ドイツのメーカー、Dr.ヤンセンのインク。Dr.ヤンセンといえば、偉人をテーマにしたインクで有名。Noodler’sと同様、好きなイラストレーターの人たちが使っていたので輸入。海外通販サイトをみるかぎり、顔料ではなさそう。
こちらも国内のインクに比べるとやや薄目。このインクの特徴は書きやすさ。色彩雫くらいバシャバシャで書き心地がとても良い。ガラスペンでもぬるぬる書ける。
耐水性はプラチナカーボンにやや劣るが、普段使いにはコレが一番だと思う。超好み。ドキュメントインクは黒の他にも様々なカラーがあるので、他のインクを使い切ったら、そっちにも挑戦してみたい。
デ・アトラメンティス(Dr.ヤンセン)アーカイブインク
上のドキュメントインクと間違って買ってしまったアーカイブインク。こちらはナノインクなのかな?本家のサイトにも詳しくのってないのでよくわからないけれど、普通の顔料ではないみたい。
これもやや薄い黒。耐水性・耐光性をうたっているので、長期保存する書類にオススメ。しっかりと検証してないけど、乾くのは一番早いと思う。書いたそばから乾いていくので、書類仕事に向いてそうなインク。
あなたの好きな色、見つかりましたか?
インクはペンや紙によって表情を変えます。買ってみたけれど、なんかイマイチ……なんて時は、それらを変えてみると新たな一面が見つかるかも。
洋服を選ぶように、インクを選ぶ。アナタの毎日が色鮮やかなモノになりますように!