【感想】宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)に行ってきました!【楽しむコツ】

2014年7月8日にオープンした宇宙ミュージアム「TeNQ」に行ってきました!ミュージアムの内容、感想、楽しむコツを簡単にまとめました。

!!注意!!
この記事はTeNQの展示内容・小ネタに触れています。(ネタバレはありません)

どんな感じか知りたいけれど、展示内容に関することは一切知りたくない!小ネタは全部自分で見つけたい!という方は〈楽しむコツ〉以降の記事は読まないように注意してください。

**おでかけ基本情報**
日時:2014年07月10日 11:15~14:00
所要時間:60分〜
混雑度:それほど混んでいなかった。
交通手段:電車(JR水道橋駅から徒歩5分)
誰と?:ボッチ!
目的:コスモを感じる。

すごく簡単な感想

居心地が良かったです。

すべての展示が素晴らしかったか?と言われれば、「うーん、そうでもない」って言っちゃうんですけど、でも全体的に居心地が良かった。

新しもの好きの友人に「どうだった?」と聞かれたら
「結構楽しかったよ、映像綺麗だったし。行ってみたら?」と答えます。

宇宙好き(ガチ)の友人に「どうだった?」と聞かれたら
「あー、うーん、大満足!とはいかないかも。でも、リサーチセンターとかあるし、なんだかんだで結構楽しいよ」と答えます。

宇宙好き(ライト)の友人に「どうだった?」と聞かれたら
「ミッションラリーオススメ。勉強にもなって楽しかったよ!行っておいでよ!」と答えます。

そんな感じのミュージアムでした。

楽しむコツ

所要時間について

60分~といったところ。

〈はじまりの部屋〉〈シアター宙〉の映像+移動だけで25分は過ぎるので、30分は間違いなく過ごせます。

その後の展示を、どれだけ細かく楽しむかによって所要時間は変わってきますが、〈ミッションラリーQ〉のクリアを目指すのであれば、+60分は見ておいたほうがいいです。

私の場合は、〈ミッションラリーQ〉のクリア+企画展の鑑賞+館内のスケッチ+ショッピングなどを行ったので、トータルで3時間ちかく過ごしました。

わりとさらっと見ていったつもりですが、結構時間がかかっていましたね。

混雑度について

平日朝一番(11:15分頃入場)ということもあり、館内はかなり空いていました。壁の展示もゆっくり見て回ることができ、大変居心地が良かったです。

ただ、13:00頃くらいから、少し人が増えてきたかな……?と感じることもありました。

入場者が増え、〈ミッションラリーQ〉の参加人数が増えれば増えるほど、意図しないネタバレに遭遇する頻度があがります。〈ミッションラリーQ〉を思う存分楽しみたい人は、早めの時間帯に入場しましょう。

入場人数を制限しているので、「身動き取れないッ!全然展示が見えない!」とはならないでしょうが、ゆっくり楽しみたいのであれば、やはり早めの時間帯がオススメです!

写真撮影について

〈トンネル0〉、〈はじまりの部屋〉、〈シアター宙〉、〈サイエンス〉内のリサーチセンターは撮影禁止です。

その他の場所では写真撮影可能ですし、撮影スポットもいろいろ用意されています。ぜひたくさん写真を撮って思い出を残していってください。

水道橋からTeNQへ

TeNQは東京ドームシティ、黄色いビル6階にあります。(※〈黄色いビル〉が建物の正式名称です)

同じビルにはWINS(場外馬券売り場)が入っており、G1開催時などは駅から黄色いビルまで、オジサマ達で混雑します。ムードを大切にしたデートに使いたい!という方は注意してください。

入場時の順番と、その後のエリアについて

TeNQは日時指定の入場方式をとっています。日時指定と言っても、ジブリ美術館やTDRのファストパスの様に、その時間帯になったら自由に入場できるという感じではなく、ゲートを閉じて数十人の団体を作り、数分おきにまとめて入場……といったスタイルをとっています。

具体的に言うと、
→エントランス入口で自分のチケットを見せて整理券(グループごとに番号が違う)を入手。
→グループの順番が来るまでエントランスやショップで待機。
→時間が来たら「●番の整理券をお持ちのお客様〜」と呼び出し(肉声)がかかる。
→グループ毎に列を作ってまとめて入場
がTeNQ入場の流れです。

入場順と〈はじまりの部屋〉の関係

さて、ここからが本題。

一回の入場人数は〜40名程度。入場するとほぼそのままの順番で〈はじまりの部屋〉へ向かうことになります。

〈はじまりの部屋〉では約5分間のプロジェクションマッピングを楽しむことになるのですが、部屋に用意されている座席の数は30席程度。混雑時、人数分の椅子はありません。後の方に入った人は立ち見となります。

別に立ち見でも楽しめるっちゃ楽しめますが、結構映像が欠けるので、やっぱり座ってみれた方がいいです。(ちなみに私は後から2番目だったんで、当然立ち見でした)

〈はじまりの部屋〉を座って楽しみたい場合は、グループ前の方に並ぶようにしましょう。

入場順と〈シアター宙〉の関係

さてさて、ここからはもっと大切。

〈はじまりの部屋〉でプロジェクションマッピングを楽しんだ後は、そのままグループ単位で〈シアター宙〉へ移動します。〈シアター宙〉へ続く扉は、立ち見エリア後方に位置しているので、立ち見だった人から先に〈シアター宙〉へ入ることになります。

この〈シアター宙〉、ベストポジションは一番奥、入口正面です。部屋に入った順に、奥から詰めて場所取りをするので、早く入れば入るだけ良い場所をとることができます。

もちろん、一番最後に入場しても十分映像を堪能できますが、ベストポジションに比べて、映像の上下が逆になることがやや多いです。やや。こちらに関してはほんのちょっとの差なんですけどね!ほんのちょっとの。

なので、〈シアター宙〉をベストポジションで鑑賞したい人は、グループの後ろ側に並ぶ(はじまりの部屋で立ち見する)ようにしてください。

入場順まとめ

いろいろ語ってきましたが、正直、グループ内の順序でそこまで差はありません。が、しかし、全く同じでもありません。

グループの前の方に並べば、〈はじまりの部屋〉を座って楽しむ事ができます。グループ後方に並べば〈シアター宙〉で(ちょっと)いい映像を見ることができます。

この2つのアトラクションは、1度の入場につき、1回しか鑑賞することができません。「あぁ、もっとちゃんと見たかった!」といった事がないように、自分の好みに合わせてポジショニングしてみてください。

小さなお子様がいる時は、グループの前の方に並ぶ事をオススメします。整理券の呼び出しがかかったら、すみやかに列につきましょう。

ミッションラリーQについて

〈ミッションラリーQ〉とは、参加型のTeNQオリジナルゲーム。わりと楽しいので、時間があるならぜひやってみてください。

ただし、このゲーム、完全に大人向けに作られています。どの辺がというのはネタバレになってしまうので言えませんが、子供(小学生)だけでミッションクリアまで行くのは厳しいです。

親がサポートする、というよりは親も一緒にミッションをクリアを目指す!という姿勢で挑戦したほうがいいでしょう。

ゲームへの参加方法は用紙の入ったガチャガチャを購入するだけ。ガチャガチャは〈サイエンス〉の奥、〈イマジネーション〉入口に設置されています。

ゲームの要素は〈サイエンス〉〈イマジネーション〉に散らばっているので、〈シアター宙〉を見終わったら、先に〈イマジネーション〉入口に向かい、ガチャガチャを購入、ゲームの内容に目を通してから〈サイエンス〉入口まで戻って、展示を楽しむと効率がいいです。

ちなみに私はミッションクリアまで60分以上かかってしまいました(ノД`)……天文知識がある方なら、もっとすんなりいけるかも?

さて、このミッションラリーQ、インターネットを駆使すると、ゴール直前まで速攻でたどりつく事が可能です。おそらく、15分もあればミッションをクリア出来てしまうでしょう。が、大変無粋です。やめましょう。

ネットを使うくらいなら、テンキュー員(スタッフ)に声をかけてヒントをもらってください。快く応じてくれます、っていうか、それが彼らの仕事です。

もう一度いいます、ネット検索を利用するのはこのゲームの楽しさを損なう行為です。じっくりやれば必ずミッションをクリアできます。自力(+テンキュー員)でゴールへたどり着きましょう。

……ちなみに、テンキュー員さんにもアタリハズレがあります。ミッションラリーの全てを把握しているアタリのテンキュー員さんだと、的確なヒントがもらえますし、間違っている箇所があるとや〜んわり教えてくれたりします。

ハズレのテンキュー員さんだと、トンチンカンなヒントで無駄な時間を使うことになりますので、注意してください。質問をしてカンペをゴソゴソ出してきたら、その人はきっとハズレです(笑)

まぁ、まだオープンして3日目ですからね。仕方ない。次回行く時には全員アタリになっている事を願います。

年パスで商品割引

レジにて年パスを掲示すると商品が10%割引になります。

おみやげも年パスも両方買う!と考えている人は、一旦チケットカウンターまで戻り、年パスを発行してから、お店で買物をしましょう。もったいないです。

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これより後はTeNQの展示内容に触れた話題となります。あらかじめご了承ください。

エントランス

黄色いビル入口からエレベーターで6階に上がると、TeNQ到着。〈エントランス〉にはコインロッカー、トイレ、チケットカウンターなどがあります。ここで旅の準備をしておきましょう。

入口ゲートを通ると20〜30分トイレに行けないので、あらかじめ行っておくようにしましょう。

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トイレ表示も宇宙仕様。

 

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壁に設置された展示ボックスの中には、宇宙に関する様々な小物が展示されています。

 

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……あれ、この照明もしかして……?

トンネル0(写真撮影禁止)

トンネル内部は結構暗いので、人とぶつからないように注意しましょう。ただ、それだけ。

はじまりの部屋(写真撮影禁止)

〈はじまりの部屋〉では全幅約20m、全高4.5mのボコボコしたスクリーンで、今流行のプロジェクションマッピングを楽しみます。映像は約5分、テーマは宇宙に関する様々な想い「記憶と記録」だそうで。だいぶ抽象的な内容でした。

映像と音楽はすごいなーと感じましたが、まぁ、うん。立ち見でかなり後ろのほうだったのが良くなかったのかもしれません……。

光の点滅がやや激しい場面もあるので、苦手な人は注意しましょう。

シアター宙(写真撮影禁止)

〈シアター宙〉は足元に広がる丸いスクリーンに写る、美しい映像を楽しむアトラクションです。

丸いスクリーンをぐるっと囲むように並んで鑑賞します。人数分のスペースがきっちり確保されているので、誰かの後ろに並ぶ必要もなく、全員が最前列で映像を楽しむことができます。

私、これ、好きです。とても好きです。

国立科学博物館の「シアター36○」を足元だけにして、高画質にした感じ。やっぱりこういうの楽しいです。

きっと将来はこの美しい映像が立体になったりして、あの輝く星に手が届いたりするんだろーなー、とか考えたりして。

映像を眺めている間、とても幸せでした。

映像が流れている間(約10分)は立ちっぱなしというか、棒立ち。見ている間はあまり身動きできない雰囲気なので、映像が始まる前に荷物は足元に置くと良いでしょう。

サイエンス

宇宙に関する展示がメインのエリア。

エリア真ん中では、まんまるスクリーン〈地球〉に、だいち(ALOS)が撮影した画像や、きぼう・ハイビジョン・アースビューの映像が映し出されています。スクリーンの下にはソファがあるので、寝っ転がりながらのーんびり映像を堪能しましょう。

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〈地球〉のまんまるスクリーン。

 

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〈地球〉の近くにある椅子。せっかくなので、ぜひ座ってみてくださいね。

エリア内にはガラス張りのリサーチセンター(東京大学総合研究博物館TeNQ分室)が設置されており、実際の研究の様子をガラス越しにのぞくことができます。(写真撮影は禁止です)

本当に丸見え。研究に影響が出ないのか、すこし心配になるくらい丸見え。

イマジネーション

体験型アトラクションがメインのエリア。自分で体を動かして体験していくので、お子さんは一番楽しめるかも。

質問に答えていくと、どの衛星タイプか診断してくれる〈宇宙自分診断〉があったり、宇宙をテーマにした絵を集めた〈宇宙ギャラリー〉があったり、太陽系の大きさを体で感じる〈太陽系テーブル〉があったりと、盛りだくさん。

色々なところに工夫を感じられるエリアなので、ぜひ順路を気にせず、自由に歩き回ってください。

ちなみに私の〈宇宙自分診断〉結果は
宇宙人タイプ診断→かぐやひめ
探査機タイプ診断→IKAROS
衛星タイプ診断→だいち(ALOS)
でした。

上記以外にも種類が用意されていました。診断は1回1種類しか受けられず、ランダム要素も入るので、コンプするには相当な回数並び直す必要があります。どうしても受けたい診断がある時は、空いているタイミングを狙って、何度かチャレンジしてみましょう。

ミッションラリーQ

〈ミッションラリーQ〉とは、参加型のTeNQオリジナルゲーム。

ゲームに参加するには、〈サイエンス〉入口で問題用紙の入ったガチャガチャを購入する必要があります。一カプセル300円。大人向けの難易度です。

楽しむコツにも書きましたが、〈ミッションラリーQ〉の対象エリアは〈サイエンス〉と〈イマジネーション〉です。

〈ミッションラリーQ〉に参加する際は、〈サイエンス〉を見る前にガチャガチャを購入、ゲームの内容を頭に入れてから、エリアの展示を見たほうが効率がいいです。

ゲームは決して簡単なものではありませんが、じっくり展示を眺めていけばミッションクリアできるはず!

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めざせミッションクリア!
(※クリアしたからと言って、モノをもらえる訳ではありません)

私は知識がないので、60分近くかかってしまいましたが、宇宙天文の知識がある人は結構簡単かも。

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このエリアは見ていて楽しい仕掛けがいっぱい!

 

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金色に輝く自動販売機。

 

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ゴミはゴミ箱へ……。

企画展示室「TeNQ宇宙旅行展」

〈イマジネーション〉隣の小部屋〈企画展示室〉では、〈宇宙旅行〉をテーマとした企画展が行われていました。

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テーマが〈旅行(行き先は宇宙だけど)〉だったで、内容が理解しやすく、規模の割に楽しかったです。

つながる場所

最後のエリア、何かを見たり学ぶというよりは、TeNQで過ごした時間を振り返るエリアです。

美しい星空に、宇宙に関する名言や格言が浮かんでは消え、浮かんでは消えする〈コトバリウム〉、月面に自分の足跡を残せる〈私の足跡〉、顔ハメパネル的な撮影スポットが並ぶ〈ちょっと宇宙でフォト〉

このエリアでのオススメは、なんといっても〈コトバリウム〉

自分のこと、家族のこと、趣味のこと、将来のこと、仕事のこと……。

TeNQに行ってきました!感想や楽しむコツまとめ

ここに座っていろんなことをじっくりと考えていたいな、自分を見つめなおしてみたいな。そんな風に思える居心地の良い場所でした。

〈ちょっと宇宙でフォト〉はボッチで行っていると、かなり難易度高いです。覚悟してください☆
(っていうか、テンキュー員さんを常に一人配置しておいてほしいです。ボッチでも写真撮りたいです……うぅ)

最後の最後で、まさかのダジャレ。

宇宙ストア(TeNQおみやげ)

楽しそうな撮影会会場の横を抜けると、そこは宇宙ストア。いわゆる土産物屋。

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こちらのショップはエントランスとつながっているので、ミュージアムのチケットを購入していなくても利用することができます。

宇宙グッズを集めたお店、といった感じ。オリジナル製品は、行ってきました系のお菓子と、Tシャツやエコバッグ等の布製品がメインでした。

今回購入したのはTeNQオリジナルネクタイと缶バッジ。

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オリジナルネクタイ。かわいい。

 

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缶バッジ。

 

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缶バッジと、TeNQオリジナルネクタイを購入したら、キャンペーン中だったらしく、TeNQオリジナルグッズ(不織布バッグ+缶バッジ)をGET!

まとめ

TeNQは居心地の良いミュージアム

ミュージアムってだいたい居心地が良いものなんですけどねwここもちゃんと居心地が良かったです。

決して広くもないし、超すごい!!!というアトラクションも無いけれど、「来た時よりも、宇宙を好きになって帰って欲しい!」そんな作り手の気持ちが伝わってくる素敵なミュージアムでした。