ミュージカル映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』をオーケストラの生演奏で鑑賞するイベント、ディズニー・イン・コンサート『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』に行ってきたので、コンサートの様子・感想をまとめました。
基本情報
ディズニー・イン・コンサート 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
日程:2015年8月7日(金) 8月8日(土) 8月9日(日)
場所:東京国際フォーラムホールA(有楽町)
価格:S席\9,500 A席\7,500
行った日
日時:8月7日(金) 19時開演(18時開場)
座席:A席\7,500(税込)2階席後方
交通手段:電車(JR線有楽町駅 徒歩1分)
誰と?:大人二人で
目的:『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』が大好きだから。
生演奏&ダニー・エルフマンの生歌!
ダニー・エルフマン氏は『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』をはじめ、多くのティム・バートンの映画音楽を担当している音楽家。
今回の『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』では、作曲の他、主人公ジャック・スケリントンの歌も担当しています。『チャーリーとチョコレート工場』では、ウンパルンパの歌も担当してるんですって。(ワタシ的にはジョジョでお馴染みの)オインゴ・ボインゴの元リーダーでもあります。
そんな偉大な彼がわざわざ歌いに来てくれるのですから、これは行くっきゃありません!
会場の様子
東京国際フォーラム・ホールAに到着するとまず目に飛び込んできたのは、ジャックのコスプレをしたおねーさん!他にも、ブギーの格好をしたかわいい女性や、ナイトメアグッズで全身揃えた方々など、みなさん好きな格好をして見に来てらっしゃいました。
はじめての本格的なクラシックコンサート!ということで、緊張していたのですが、「あ、そういう感じなんだ」と少し安心。コラボ系のクラシック・コンサートは普通のコンサートとはまた違った空気があるのでしょうね。
ご飯を食べる時間がなかったので、会場で腹ごしらえをして、座席へ。2階席だから、エスカレーター登ったらすぐだろうと思ったら、大間違い。登れど登れど、席につかない。結局7階くらいまで、登りました。大きいホールなんですね……。
会場入口から座席につくまで結構な時間がかかるので、東京国際フォーラム初めて利用するよーという方は時間に余裕をもって到着するようにしましょう。
エスカレーターをひたすら上り、自分の席へ。2階席のかなり後方、舞台からかーなーり距離があったので、オペラグラスを持ってくればよかったです……。
オーケストラのバックに大きなスクリーンが一つ、両サイドに小さめのスクリーンが2つ。私の席からだと、大きなスクリーンに照明器具がかぶってしまい、画面全てを見ることはできませんでした。
コンサートの流れ
※記憶に頼っているので、正確ではありません。
メドレー
主要な曲をメドレー形式で演奏。スクリーンには曲に合わせたティム・バートンのイラストがスライドショー形式で映しだされていました。
オーケストラエリアが明るく照らされていたので、目の前で音楽が生まれている様子を楽しむことができました。あー、本当にオペラグラス持ってくればよかった(2回目)
映画本編
いよいよ、映画本編のスタート。中央の大きなスクリーンにて『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』が上映開始。
私は当日まで、ジャック部分のみ生歌だと思っていたので、物語の一曲目、突然4人の歌手の方が現れて「ハロウィーン・タウンへようこそ(This Is Halloween)」を歌い始めた時は本当にびっくり。
たった4人で声色を使い分けながら、様々なキャラクターを演じていきます。「もしかして、歌も演奏も全て生なのかー!!!」と一気に気分が上った所で、ジャックとお揃いのストライプのスーツに身を包んだエルフマン氏の登場。
ジャックの声が聞こえた瞬間、「今日ほんとうに来てよかった!」と、天にも昇る気持ちになったのでした。いやー、良かった!
ちなみに、サイドのスクリーンには5人が歌っている様子が映しだされ、遠くの席である私達も、その表情や仕草を楽しむことができました。
『サンタクロースをつかまえろ(Kidnap the Sandy Claws)』が終わったあと、20分の休憩。
休憩
休憩中に、豪華賞品があたるくじびきの当選番号が発表されていましたが、残念ながらはずれ。サイン入りのサントラ欲しかったなぁ。
幕間
休憩後、本編がはじまる前にヴァイオリニストのサンディ・キャメロン氏の演奏がありました。
キャメロン氏はエルフマン氏と親交の深い、新進気鋭のヴァイオリニスト。彼女についてはプログラムにも事前告知にもなかったので、世界初演のお祝いサプライズゲストだったのかもしれません。
キャメロン氏以外にも楽器を持った人が何人かいたので、カルテットかクインテットだったと思います(雑
ティム・バートンの世界観にぴったりな衣装に身を包み、身体をひょこひょこ動かしながら演奏する姿は森の妖精さんのようで、とてもとても愛らしかったです。
映画本編のつづき
後半スタート。この頃になると、エルフマン氏もノリノリで舞台役者の様な大ぶりのアクションをしながら、舞台の上を所狭しと歩き回っていました。
オーケストラやエルフマン氏を眺めていると、映画は進んじゃうし、でも盛り上がるシーンでは、思わず映画に見入ってしまって、コンサートに来てることを忘れてしまうし……。観たいものが多すぎて、あっという間の80分でした。
アンコール
でもって、アンコール。本編では別の方が担当していた「ウギー・ブギーの歌(Oogie Boogie’s Song)」をエルフマン氏が熱唱。デモ版ではすべての歌を歌っていたエルフマン氏、ブギーの歌だってお手の物!そしてデュエットするサンタ役はまさかの指揮者、ジョン・マウチェリ氏。調べてみると、マウチェリ氏は他の公演でもサプライズで歌ってるらしいで、好きなんでしょうね、そういうの。ノリノリで見てるこっちも楽しかったです。
というわけで、コンサートは終了。鳴り止まない拍手の中、夢の様な時間は幕を閉じたのでした。
目の前で音がうまれる不思議!
今まで、オーケストラでクラシックを聞いたことは何度かありましたが、本格的なコンサートには一度も行ったことはなく、また、今回の映画音楽の様に、身近な曲をオーケストラで聞く機会もありませんでした。
やっぱりLiveってすごいんですね……。想像以上でした。いつも聞いているあの曲が目の前で奏でられて、うまれた振動がそのまま身体に響く。合唱や合奏を行い、生の音楽に定期的に触れていた学生時代を思い出しました。
ん~、音楽って本当にいいものですね!
オーケストラの生演奏で映画を見るシリーズ、他にも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ゴッド・ファーザー』など、いろいろやってるみたいなので、ぜひ調べて行ってみてくださいネ。4DXやIMAXとはまた違った臨場感を味わうことができますよ★とってもオススメです!
以上、ディズニーイン・コンサート『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のレポートでした!