描くラボ

独学で絵を学ぶ人のためのブログ

ベネディクト・カンバーバッチ版『ハムレット』感想・レビュー

ベネディクト・カンバーバッチ版『ハムレット』感想・レビュー

話題の舞台が映画館に。今回はNTLive『ハムレット』を観てきた感想を記事にまとめました。

基本情報

『ハムレット』
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:リンゼイ・ターナー
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
公演期間:2015年8月25日〜10月31日
劇場:バービカンシアター
上演時間:180分

ナショナル・シアター・ライブ
上映期間:2016年1月22日〜1月27日
上映時間:約3時間27分
※上映時間中に1度、20分間の休憩があります。

鑑賞場所・条件

TOHOシネマズ日本橋
2016年1月23日 9:30〜
字幕 スクリーン8 C列25番
家族と

前3列をのぞき、かなりの席が埋まっていました。女性客が多かったです。

観に行ったきっかけ

以前観たベネディクト・カンバーバッチの『フランケンシュタイン(怪物Ver)』がとても良かったので。

この記事を書いているsakimitamaはこんな人

『SHERLOCK』が好きで、ベネディクト・カンバーバッチを知る。舞台は1年に1度観るかどうか。シェイクスピアは大学の時にほんの少しだけ勉強した程度。というわけで、今回はただの感想記事です。

TOHOシネマズ日本橋に観に行く方へ

TOHOシネマズ日本橋の最寄り駅は日本橋ではありません。またスクリーン8の場合、映画館入り口から座席まで結構あるので余裕をもって行動しましょう。

また、劇場内はコートを膝にかけていても時々肌寒く感じたので、寒いのが苦手な方はブランケットを借りましょう。パンフレットは食べ物を売っている売店の左端で販売していますよ。

早めに席についておこう!

基本中の基本ではありますが、上映時間が結構早かったり、遅かったりするので、一応。

上映前に『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』の予告が流れます。今までWebで公開されていたモノと内容的には同じもの(たぶん)ですが、大きい画面&良い音響で観ると「うぉ~~~!早く観たい!!!」と、気分が盛り上がること間違いなし。ぜひ予告編がはじまる前に席についておきましょう!

また、上映開始後、10分程度の作品紹介映像が入ります。ベネディクトの『シェイクスピア』に関するインタビューもあるので、こちらもぜひ観ておきましょう。

観劇前の予習がオススメ

シェイクスピア作品はセリフの美しさが特徴ですが、詩的で回りくどい一面もあります。限られた時間のなかで文章を読みながら、映像を追うのはけっこう大変。

また、今回はセットの転換が少なく、「今、どこで、何が起こっているシーンなのか」がわかりづらいです。大事なセリフを読み逃しても話の筋を見失わないよう、基本的な話の流れだけで良いので頭に入れておきましょう。

★ここから先は舞台の内容に関する内容があります。ご注意ください。

舞台美術が良い!

一番感じたのは舞台美術の素晴らしさです。特に戴冠・結婚式の、上品で、でもどこかさみしげな装飾は、何時間でも眺めていたい美しさでした。

後半の地面の演出も衝撃的。『フランケンシュタイン』の雨や焚き火にも、かなりびっくりしましたが、あの地面を毎回敷いて、片付けて……を行っていると思うと、演劇にかける力の差を感じました。

ただ、様々な時代や場所が交錯した演出部分(特に衣装)は、わかりにくかったです。最初から「そういうもの」として、受け入れられれば良かったのでしょうが、前衛的な作品を見慣れていないこともあり、観ながら「なぜこんな演出にしたのだろう……」と妙に考えてしまったりして、かなり戸惑いました。

でも、だからこそ、最初から最後までハムレットの衣装に注目し、真っ白い服を身につけた瞬間「あぁ、いよいよ最期の時なのだな」と、しみじみと感じることができました。

この辺は、シェイクスピアが一般教養として、観客側に身についているからこそできる演出なのでしょう。みんなが知っているからこそ、様々なハムレットを作ることができる。そして、それを楽しむことができる。羨ましいですよね、そういうの。

ベネディクト・カンバーバッチの舞台は良い!

『フランケンシュタイン』を観て以来、私にとってベネディクト・カンバーバッチは「舞台の人」です。(もちろん、映像作品も好きですし、NTLiveだって、厳密に言えば映像作品なんですけど)

立体的な演技で空間を創りだすというか、化けるというか、身体の使い方がすごく魅力的。特に上下運動が最高なんです。台に登ったり、そこから飛び降りたり、ただそれだけなんですけど、彼の周りには重力なんて無いんじゃないかって思うくらい、ふわぁ〜って動く。ずっと踏み台昇降運動してて欲しい、それくらい大好きです。

正直なところ、そんな私にとっては『フランケンシュタイン』の方が楽しめました。というか、好きです。

『ガラスの仮面』のヘレン・ケラー編を彷彿とさせるシーンとか、もう「このシーンを観れただけで、今日来た価値がある!」って思いました。気になっているけれど、まだ観ていない方は、なんとしてでも予定をあけて観にいってください。最高なんで!

あ、『ハムレット』の感想記事でしたね、すみません。

ちなみに、一緒に観に行った主人は「『ハムレット』の方が良かった。面白かった。やっぱりシェイクスピアはいいね」って言ってましたので、その辺は完全に好みだと思います。はい。

ベネディクト・カンバーバッチ版『ハムレット』

ベネディクト版『ハムレット』は、ベネディクトがどうというよりは、演出面でどうなんだ!というのを考えたい作品です。

セリフ、衣装、その他演出、そのすべてにどんな意味が込められているのか、いちいち考えたいし、その考えを誰かに伝えたいし、誰かの考察も聞きたい。とにかく誰かと語り合いたい。

観劇後「素晴らしかった!」「面白かった!」と、終わるのではなく、「これはどうなの」「あそこは良かった〜」などと、誰かと語り合うことで、続いていく。幕が下りても終わらない作品、ベネディクト版『ハムレット』

とりあえず、藤原竜也版『ハムレット』が手元にあるので、それを観てからもう一度、舞台『ハムレット』について考えてみようと思いました。

まとめ

絶賛する記事でなくてすみません。

誤解のないように強調しておきますが、私はベネディクト版『シェイクスピア』を、観にいってよかった!と心から思っています。(TOHOシネマズさん、いつもいつもありがとうございます!)

だから、もし、迷っている方がいらっしゃるなら、ぜひ、観にいってください。今すぐ、チケットを取ってください。

観て、そして考えて欲しいのです。そして、語り合って欲しい。誰かと、あるいは自分自身と。

これは、そういう作品だと、私は思います。てなわけで、ナショナル・シアター・ライブ『ハムレット』オススメです!以上、sakimitamaでした。お疲れさまでした!

------------------Sponsored Links------------------
Return Top