国内最大級の玩具展示会、東京おもちゃショー2016に行ってきたので、その感想を記事にまとめました。
基本情報
東京おもちゃショー2016
会期:商談見本市 2016年6月9-10日
一般公開 2016年6月11-12日
会場:東京ビックサイト 西1−4ホール
気になった玩具ベスト5
東京おもちゃショー2016で個人的に気になった玩具をご紹介。
第5位 アートアクアリウムプリズリウムF18
※写真は本物の金魚です。
第5位はセガトイズがアートアクアリウムアーティストの木村英智氏と組んで作成した「アートアクアリウムプリズリウムF18」
毎年夏頃に行われている人気のイベント「アートアクアリウム」をお家で楽しめる商品です。展示の金魚が綺麗すぎて、本物のおもちゃを撮影するのを忘れました。すみません。
実際の商品もまぁまぁ綺麗でした。もうすこし金魚の質感が出てたらいいなぁとか、水流が穏やかだったらなぁとか、気になるポイントはいくつかありましたが、机の片隅の置いたり、枕元に置いて眺める分には充分癒やし効果がありそう。癒し系玩具として第二弾第三弾の発表が楽しみです。
公式サイト http://www.segatoys.co.jp/artaquarium/
第4位 まほうのアイスクリーム
第4位はPILOTのインク技術を応用した知育玩具「まほうのアイスクリーム」
温度で色が変わる玩具は他社からも販売されていますが、色変化の鮮やかさはPILOT製が一番。目の前で魔法のように色が変わる様子が楽しくて、PILOTブースには毎年長居してしまいます。特に楽しかったのは7月発売予定の「まほうのアイスクリーム」
温度による色の違いで、アイスクリームにソースをかけることができる商品です。ビターチョコ色とミント色がセットになっており、チョコミントアイスを簡単に作れるってのも、チョコミン党員としてはポイント高いです!
第3位 赤外線コントロール潜水艦サブマリナーカメラ
第3位は「サブマリナーカメラ」大小様々なラジコンを販売しているシー・シー・ピーが今年4月に発売した、水中で操作できるカメラ付き潜水艦です。
本体内蔵のメモリ(256MB)には、5分間の動画や800枚の写真を保存可能。付属のエサ入れアームを使えば、餌を食べる様子だって簡単に撮影できます。ヘッドライトもついているので、暗いところの撮影だってへっちゃら。水中撮影がはかどりますね。
空中だと簡単にできる通信も、水の中だと途端に難しくなるらしく、その辺が開発のネックだったとか。実際に操作させてもらったところ、思ったよりも簡単に操縦することができました。家に水槽がある人は楽しめそうな商品です。
公式サイト http://ccp-jp.com/toy/products/item/218/
第2位 ペーパーカットアーティスト
第2位はハナヤマ社の「ペーパーカットアーティスト」。ペンとカッターが一体になった新しい文房具です。
ペンの内部にカッターが入っていて、描くと同時に紙をカット。絵を描く感覚で、自在に紙を切ることができちゃいます。
実際に紙を切らせてもらいましたが、うまく切るにはコツが必要でした。まだまだ改善の余地はありますが、よりスムーズにカットができるようになれば、ペーパークラフトが楽しい&簡単になるのは間違いなし!今後に大いに期待が持てる商品でした。
第一位 ATねんど
東京おもちゃショー2016、sakimitamaが気になった商品ベスト5、栄えある第一位はアーテック社から出ている「ATねんど(超軽量ねんど)」
数ある玩具の中から「ATねんど」を1位に選んだ理由は「買って帰って、今すぐ家で遊びたい!」と思ったから。フワフワで触り心地がよく、両手いっぱい伸ばしても切れることなく、軽いのにコシがあって、ニギニギしているだけで幸せ。こんな楽しいねんどがあったなんて。
普段から工作をしてらっしゃる方には、こういうねんどってめずらしくもないのかもしれませんが、私にとっては衝撃の一品でした。
さっそく帰りにおもちゃ屋さんで……と思ったのですが、ATねんどは学校納入がメインらしく、店頭での購入は難しそうです。学校関連の商品を扱う通販サイトには取り扱いがあるようなので、そこで購入しようと思います。
東京おもちゃショー2016年の印象
女児向け玩具はあいかわらず手作り系が強い
女児向け玩具はモノづくり系が根強い人気。おなじみの編み物に加え、レジンアクセサリ、ロゼットなど、大人の流行もすぐに取り入れるフットワークの軽さはさすがです。
タカラトミーアーツのロゼットメイク。リボンをセットするだけで簡単にロゼットがつくれます。
『ズートピア』商品は少なめ
私の周りで『ズートピア』が流行っていたので、一昨年の「アナ雪」のように『ズートピア』関連商品が多いのかな〜と思っていましたが、あまり見かけませんでしたね。やっぱり「アナ雪」はすごかったんだなぁ……。
平面を立体へ
今年は「平面から立体物をつくるペーパークラフト&プラモデル的な商品」が多く目につきました。しかもそのどれもが細かくて、モノ作りが好きな私でさえ「完成させられるかなぁ……」と、不安になるようなものばかり。
組み立てるのは大変だけれど、その分完成度が高い商品が増えている印象でした。
2016年のおもちゃ大賞(ハイターゲット・トイ部門)で優秀賞を受賞したメタリックナノパズルマルチカラーシリーズ。
大人向けは「小さな世界をのぞく」が人気
2016年大人向け玩具は、プラレール車載カメラで模型の風景を楽しめる「プラレール スマホで運転!ダブルカメラ」や、ランキングでも紹介した「サブマリナーカメラ」など、「小さな世界をのぞく」系の商品が目立ちます。
カメラを使った商品以外にも、本格的なジオラマ作成キットや盆栽プラモデルなんてのもありました。大人も子どもも、玩具には非日常を求めるものなのですね(涙
大人“が”楽しめる玩具へ
2016年の東京おもちゃショーに行ってみて感じたのは、大人向け玩具が「大人“も”楽しめる玩具」から「大人“が”楽しめる玩具」へシフトしつつあるなぁ、ということ。昨年に比べ、欲しいと思わせる商品が多く、大人向け玩具の開発に業界が力を入れはじめたのを実感しました。
日本は少子化が進み、子どもは減る一方ですからね。来年以降もこの傾向は強まっていきそうです。
以上、東京おもちゃショー2016の感想をsakimitamaがお送りしました。おつかれさまでした!