4年ぶりの深海展、深海2017に行ってきました!グッズラインナップ・混雑度・見どころ・感想【上野国立科学博物館 特別展】

深海2017に行ってきました!グッズラインナップ・混雑度・見どころ・感想【上野国立科学博物館 特別展】

4年の時を経て、深海展が帰ってきた!というわけで、今回は2017年夏に東京上野公園の国立科学博物館で行われている特別展『深海2017-DEEP OCEAN-』に行ってきました。

ネタバレをなるべく避けつつも、グッズラインナップ・混雑度・見どころ・施設・感想などをまとめましたので、これから行く方は参考にしてくださいね!

コレを書いているsakimitamaはこんな人

科博の近くに住んでいる、ライトな深海好き。知識はあまりない。推し深海生物はメンダコとデメニギス。深海2017の感想をひとことで言うと「深海は豊かで楽しかった!」

基本情報

深海展2017感想

  • 特別展 深海2017〜最深研究でせまる“生命”と“地球”〜
  • 会期:2017年7月11日(火)〜2017年10月1日(日)
  • 会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
  • 開館時間:午前9時―午後5時 (金土は午後8時まで、入館は閉館時刻の30分前まで)
  • 休館日:9月4日(月)・11日(月)・19日(火)
  • 入場料:一般 1600円 小中高校生 600円(特別チケット 団体割引有り)

公式サイト
http://shinkai2017.jp/

行った日

  • 日時:2017年7月20日 11時30分〜13時15分
  • 混雑度:一部混雑していたが、ゆったりと鑑賞できた

混雑度は?

私が行ったのは平日ということもあり、ゆったりと見ることができました。が、土日祝日・夏休みはかなりの混雑が予想されます。

企画展は通常、開会直後は比較的空いていて終了日が近づくにつれ混雑していくものですが、「深海2017」は最初の土日ですでに「入場まで90分待ち」という記録を叩き出しました。

ヤバイ。すごくヤバイ。

公式ツイッターが毎日混雑状況をツイートしてくれているので、そちらを参考におでかけの計画を立てましょう。

【公式】特別展「深海2017」アカウント
https://twitter.com/shinkai2017

平日は休みが取れないけど混雑は嫌だ……という方は、金・土曜日の16:00〜20:00(入場は19:30まで)を狙って行くと良いと思います。

グッズは入らなくても買える?

残念ながら買えません。深海2017グッズが売っているのは会場内の特設ストアのみ。図録は科博ミュージアムショップでも購入できますが、こちらも常設展チケットがないと購入できません。

施設について

特別展入口付近の地図。入口の向かい側に施設が固まっています。混雑していない時は点線のように行き来ができますが、混雑している時は制約があるかも。

上の画像の★マークの位置から撮った写真。

特別展入口は入ってすぐにチケットチェックが有り、そのままの流れで展示室へ続く下りエスカレーターに進みます。上りエスカレーターは無いので、後戻りはできません。

ボーッとしてるとそのまま入口にスッっと入ってしまうので、コインロッカーやベビーカー置き場を利用したい時は注意しておきましょう。

コインロッカー

コインロッカーは特別展入場前の通路右側にあります。100円返却タイプで、大小それなりの数がありますが、平日午前中でも4割くらいは埋まっていたので、土日は使えないと思っていたほうが良さそうです。

ベビーカー置き場

ベビーカー置き場も同じ通路にあります。(混雑時は利用できない可能性もあるのでスタッフの方に確認してください)

傘置き

こちらも(略。傘は傘袋に入れれば展示室に持ち込み可能ですので、無理に預ける必要はありません。

食べ物

通路を奥に進むと突き当りに飲み物の自動販売機があります。充実のラインナップ。展示室内は飲食禁止なので、入る前に飲みましょう。

反対側には地球館の入り口があり、その建物の2階にレストランがあります。座れるかどうかは運次第ですが、窓際の席からは博物館の内部が見渡せ、骨格模型が見放題!幸せな時間を過ごすことができます。見学帰りにお茶する人も多いので、お昼のピーク以外もまんべんなく混んでいます。

トイレ

深海2017の会場内のトイレは1箇所、展示の半分あたりの位置にあります。すぐにトイレに行きたい時は特別展入場前に地球館1Fトイレを利用するのがオススメ。(混雑時は行き来できない可能性もあるのでスタッフの方に確認してください)

音声ガイド

展示室入ってすぐ左に音声ガイドの貸出場所があります。

機器はイヤホンではなく、本体スピーカー部を耳に当てて聞くタイプです。電話をかけるみたいにして音声を聞きます。利用中は片手が塞がってしまいますので、ご注意を。

  • 貸出金額:520円(税込)
  • 収録時間:35分
  • ナビゲーター:中川翔子
  • 解説:倉持先生(国立科学博物館)、藤倉先生(海洋研究開発機構)
  • ゲスト:深海生物たち

再生タイミングを知らせる表示が見つけづらく、片手が塞がるのも不便でしたが、内容はかなり良かったです。とてもおすすめ。

会場マップ

会場マップは自分で取るパターンです。展示室入ってすぐ右、音声ガイド貸出場所の正面にあります。イラストもかわいいし、トイレの場所なんかも書いてあるので、忘れずにもらっておきましょう。

科博のサイトでもあらかじめ会場マップを確認することができます。

会場マップ
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2017/deep-ocean/map.html

禁止事項など

写真撮影は?

写真撮影は可能ですが、動画撮影、自撮り棒・三脚・フラッシュを使用した撮影は禁止です。また、場内で再生されている映像展示も撮影することはできません。

一部、論文準備中のため撮影できない標本があります。

再入場は?

できません。

また、展示エリアはメインの第1会場(地下1階)と、特設ショップ等がある第2会場(半地下)に分かれており、第2会場に一度行ってしまうと第1会場に戻ることはできません。

その他禁止事項

携帯電話での通話、喫煙、飲食、肩車も禁止されています。

各エリアの概要

ZONE1 深海とは

今回の特別展の舞台である深海を簡単に解説・紹介するエリア。おなじみのブタメンや金属バットが登場します。

ZONE2 深海と生物

深海生物を様々な切り口から紹介する、お子様たちのメインエリア。

数多くの標本と、深海で撮影された豊富な映像資料が並びます。巨大なスクリーンで巨大深海生物を楽しめる4Kハイビジョンシアターもコチラ。貴重な標本をガッチリ守る分厚いアクリルガラスも必見。映像資料が多く、見るものが多いので人の進みはかなり遅め。

ZONE3 深海と巨大災害

あの日海底では何が起こったのか、海底を調査すると何がわかるのか。大人が真剣な顔になるエリア。

世界初公開のコアサンプルや、ドリルの実物、「ちきゅう」「しんかい6500」の模型もコチラ。通路が広めなのでゆったりと見られます。

ZONE4 深海と資源

排他的経済水域が広い日本、使える資源は使わないとね!ってなわけで日本の周りの海底に眠っている資源を紹介するエリア。わりと短めです。

ZONE5 深海と地球環境

大気中の二酸化炭素濃度増加の影響で、海も酸性化してきてるんだって!ってエリア。短い。研究者の方々の写真があって、第1会場が終了。音声ガイドもココで返却します。

ZONE6 深海を調査する機器

深海研究で活躍する機器を紹介するエリア。「しんかい6500」の模型(小さめ)や、コックピットの模型、しょこたんの深海生物イラストなんかもありました。

そのまま特設ショップへ。

グッズについて

会場特設ショップのレジは3つ、クレジットカードの利用可。

売り場面積はそれほど広くはありませんが、グッズの種類は多く、会場限定グッズや先行販売商品、誰でも取れる深海生物UFOキャッチャーや海洋堂のカプセルトイなど、随所に工夫が感じられ規模の割に力を入れている印象でした。

バイヤーさんというのでしょうか、ショップの商品を選んだ方のセンスがすばらしく「そうそうこういうのが欲しかったんだよ!」と心の中で叫ばずにはいられませんでした。

グッズは本当に可愛いものばかりなので、深海生物好きの方は少し多めに予算を持っていくことをおすすめします。

ショッパーもかわいのだ……

全員もらえる深海生物クレーンゲーム

ゆるゆるルールで深海生物ゲットだぜ。私がお店にいた間、大人から子供まで様々な人がチャレンジしていましたが、取れなくて店員さんを呼ぶ人はいませんでした。

可愛かったグッズ

ショップで心ときめいたグッズの一部をご紹介!お店でメモとっただけなので、情報間違ってたらごめんなさい。

この会場限定グッズたちは本当にかわいかった……

  • 深海生物湯呑み 1080円
  • ダイカットパスケース(ラブカ・メンダコ)各1296円
  • 深海生物Tシャツ 3000円
  • 深海生物キッズTシャツ 2800円

 

その他、ときめいた深海グッズ

  • 超巨大!ダイオウホウズキイカぬいぐるみ 162000円
  • 超巨大!ダイオウグソクムシぬいぐるみ 270000円
  • メンダコマグカップ 864円
  • マスキングテープ 540円
  • しんかい6500コラボツバメノート 324円?
  • 深海生物マルマンスケッチブックB6 メモ忘れ、300円くらい?

※価格は税込み税抜き混じってます。

私が買ったお土産はこちら

メンダコエコバッグ 1296円 (会場先行発売?)はい!かわいいー!

ちょーかわいいー!

同じシリーズの「ダイオウグソクムシエコバッグ」もすっごく良かった……。節足動物が苦手な私が買おうか悩んでしまうくらいキュート。グソクムシ好きな人はマジ要チェックです。

あと、家に帰ってからAmazonで評判の良かった深海生物大事典をポチりました。写真がいっぱい載ってるみたいなので今から届くのが楽しみです。ワーイ!

図録

特別展「深海2017」公式図録は192ページ フルカラー 定価2200円です。

図録は会場特設ショップ、国立科学博物館ミュージアムショップの他、NHKの公式通販でも入手可能です。通販だと+650円かかってしまうし、購入手続きがえらくめんどくさいのでショップでの購入がおすすめ。

公式通販
https://www.nhk-p.co.jp/event/zuroku.html

途中の休憩コーナーに図録の見本が何冊か置いてあるので、休憩がてら内容を確認してもいいですね。

これから行く人へのアドバイス

チケットはあらかじめ購入しよう!

どうしても↑のチケットがほしい!という場合をのぞいて、チケットはあらかじめネットやコンビニで購入しておきましょう。上野駅公園口(改札内)付近にあるチケット売り場でもとりあつかいがあります。

深海2017 チケットページ
http://shinkai2017.jp/ticket/

熱中症対策を!

科学博物館の入場待機場所は屋根がありません。建物と展示物に挟まれて風通しもよくありません。メチャクチャ暑いです。必ず帽子や飲み物を持参してください。天気が悪い時は雨具も忘れずに。

深海2017はすばらしい企画展ですが、命をかけるほどのものではありません。自分の体調を最優勢に並ぶようにしてください。

音声ガイドを借りよう!

「深海2017」の音声ガイド、片手がふさがる不便さを除けばとても良い出来でした。展覧会展示会で必ず音声ガイドを借りている私がいうのだから間違いない!

クイズがあったり、パネル解説にはない専門家の深海トークがあったり、深海生物の小芝居が入ったり。深海2017をより楽しいものにしてくれる音声ガイド、ぜひ利用してみてくださいね。

帰り道も楽しんでね!

特別展示室から出口までの間にある、科博全体の「ミュージアムショップ」でも深海関連のグッズのとりあつかいがあります。

シーラカンスの茶こし、深海生物ネクタイ、ダイオウイカマステ、違うメーカーの深海生物ぬいぐるみetc……まったく違うラインナップなので、財布の中身に余裕がある人はコチラにも立ち寄りましょう。

科博常設展のシアター360もオススメ。っていうか、せっかくなんで常設展も楽しんでいってください。剥製があったりビリビリしたり、時間を忘れて楽しめますんで。

感想

今回の深海展、映像資料の豊富さが目を引きました。それぞれは30秒〜2分と短いですが、それが数十個あってトータルで60分以上はあったんじゃないかなと思います。

標本と映像資料をセットで展示することで、「生きた生物がいない」弱さを上手く補っていて、内容の充実だけでなく、魅せ方の進化も感じられました。

地球最後のフロンティア、深い深い海の底には、新種の生物、豊かな資源、地球の歴史や、生物誕生の秘密などなど、まだまだ多くのものが眠っているんですねぇ。

豊富な標本を見られたし、高画質な映像資料も見られたし(さすがNHK)、音声ガイドで面白い解説も聞けたし、可愛いグッズもゲットできたし、と〜っても楽しむことができた深海展でした。

次はどんな深海を魅せてくれるんだろう、楽しみだなぁ……以上、深海2017レポートsakimitamaがお送りしました。楽しんでくださいね〜、おつかれさまでした。