日記にランチや旅行先のイラストを描いてみたいけれど、どうやって描いたらいいのかわからない……。雑貨などのペンイラストを描いてみたけれど、いまいち雰囲気が出ない……。
今回は、そんなあなたにピッタリな良書、関本紀美子さんの『手帳スケッチ』をご紹介します!
Contents
本の基本情報
『手帳スケッチ 出会ったモノ・ヒト・コトを絵で残すコツ』
著者:関本 紀美子
単行本: 96ページ
出版社: ソフトバンククリエイティブ
ISBN-13: 978-4797364408
発売日: 2011/12/2
※この記事は初版第1刷を元に書かれています。
こんな人にオススメ
旅行先でスケッチをしてみたい人
手帳に絵日記をつけたいと思っている人
ちょっとしたペンイラストを描いてみたい人
イラストがいまいち垢抜けなくて悩んでいる人
なぜこの本を読もうと思ったのか
図書館で、別な本を探している時に目に留まったので。
ちょうど同じ頃「ほぼ日手帳」を購入したこともあり、せっかくだから手帳に絵でも描いてみようと考え、借りてきた。
この本で学んだことを使って、描いたイラスト
どうです!なんかちょっとオシャレでしょう!
まずは真似して描いてみよう!
コンパクトで薄めの本ではありますが、小物雑貨から間取り図まで、かなり多くの作例が載っています。
まずは、何も考えずこれらのお手本を真似して実際に描いてみましょう。
解説を読みながら、真似して描いているうちに、ペン画のキモである「線の選び方」や、「情報の省略の仕方」がなんとなくわかってくるはず。
画材や手帳の紹介、基本的な線の引き方もしっかり収録。
さらに「どこから描けばいいか」「素材感・立体感をだすには?」などのスケッチのいろはも解説されているので、これからペンスケッチをはじめてみようという方にもオススメ。線画だけでなく、着色までちゃんと解説されていますよ!
うちのお姫様。
出会ったものを描き留めよう!
雑貨や食べ物、自作レシピや旅行記など「手帳に描いてみたい!」と思える作例ばかり。何気ない日常を描き留めてみたり、旅行の思い出を記してみたり。旅行先にこの本を持っていって、お手本を参考にしながらスケッチをするのもいいですね。
ハンバーガーと、旅先で出会ったネコ。
「透明」の表現が素晴らしい!
この本で一番勉強になったのは、透明なモノの描き方。ガラス瓶や水の入ったグラス、ビニール袋など、今まではどう描けば良いのか、まったくわからなかったモノが、この本のおかげで、それっぽく描けるようになりました。
お手本のようにはいきませんが、透明な雰囲気が出せるように。
あなたの手帳のお供に
本に収録されているお手本スケッチを模写するとわかりますが、関本さんてすごく絵がうまいです。そりゃプロのイラストレーターなのだから、当たり前なんですけど。見たまま描くのではなく、入力した情報を整理したり強調したりして、紙に出力している。お見事です。
どこに注目し、どの線を選び、どう線を引いているのか。解説を通して、描いた人の頭のなかをのぞき見る事ができる。こういう点も、お絵描き本の良いところですよね。
今まで、ペン画って苦手だなぁ……と思っていたのですが、この本のおかげで、ペンも悪くないなぁと思えるようになりました。
というわけで、関本紀美子さんの『手帳スケッチ 出会ったモノ・ヒト・コトを絵で残すコツ』オススメです!