コツコツ作り続けたホルベイン透明水彩24色(ジブリ美術館セット)の混色表が完成したので、良かったトコロ、失敗したトコロなどをまとめました。
こんな人にオススメ
- これから混色表を作ろうとしている人
- 透明水彩が好きな人
- ジブリ美術館限定セットでどんな色が作れるか知りたい人
sakimitamaはこんな人
ときどき絵を描く。どちらかというとアナログが好きで、万年筆(顔料インク)や鉛筆で線画を描き、それに透明水彩で色を塗るのが好き。
参考サイト
色をつくる! ーカラー・チャートの作り方ー:ノラの絵画の時間 http://blog.livedoor.jp/kokinora/archives/1009547143.html
ノラの絵画の時間さんは、混色表の作り方のほか、絵画用語や画家の解説など美術全般に関する記事がたくさん。美術の便覧を読むのが好きだった人にオススメのブログです。
完成した混色表
色は上から
035 パーマネント イエロー レモン
037 パーマネント イエロー ディープ
034 イエロー オーカー
038 パーマネント イエロー オレンジ
019 バーミリオンヒュー
130 ライト レッド
134 バーント シェンナ
133 バーント アンバー
151 イエロー グレイ
155 デービス グレイ
138 アイボリ ブラック
013 オペラ
010 クリムソン レーキ
175 ブライト バイオレット
116 ラベンダー
092 セルリアン ブルー
091 コバルト ブルーヒュー
094 ウルトラマリン ディープ
097 プルシャン ブルー
096 コンポーズ ブルー
061 ビリジャン ヒュー
078 バンブー グリーン
070 カドミウム グリーン ディープ
066 パーマネント グリーン No.1
※色の順番は私のパレットの順番なので特に意味はありません。
混色表をつくった理由
- 色を選ぶ時、あった方が良いと聞いたから
- 混色の勉強になるから
- コツコツした作業が好きだから
使用した道具
- 絵の具(三鷹の森ジブリ美術館限定・水彩画セット)
- 筆
- 水入れ
- パレット
- 混色表となる紙(画用紙を使用しました)
- 試し書きの紙
- 雑巾
- 紙製薄型ホワイトボード
- 爪楊枝
パレット代わりの紙製ホワイトボード。今回は多くの色をつくるため、面積の広いホワイトボードを使用。色を変えるときは濡れティッシュで拭き取るだけ。
爪楊枝は筆を汚さずに絵の具をとるために使いました。
三鷹の森ジブリ美術館限定・水彩画セットの詳しい記事はコチラ↓
宮﨑駿監修、三鷹の森ジブリ美術館限定水彩画セット 内容・色名・色見本
苦労・失敗したトコロ
色が多すぎた
24色を混色、それぞれの色の濃淡表を作ろうとしてしまったので、576マスも塗る羽目に。メチャクチャめんどくさかったです。もう一回やれって言われたら5万円くらい請求したいレベルで大変でした。
時間がたくさんある!とか、こういうコツコツ系作業が好き!なら問題ありませんが、そうでもない人は、お気に入りの色、5色くらいからはじめるのがいいんじゃないでしょうか。
同じ量の絵の具を混ぜれば良いと思っていた
混色表って「2つの絵の具を同量混ぜれば良い」と思っていました。そのため、最初の方は原色とあまり変わらない色もちらほら。混色時の色の強弱も理解していなかったんですね。お恥ずかしい。
右下の緑ゾーンは、原色とほとんど違いがない色が……。
混色表で実際に知りたいのは「2つの色の中間色」!
それに気がついてからは、混ぜる分量は気にせずに「自分が中間色だと思う色」を塗っていくことにしました。
良かったトコロ
眺めるだけで楽しい・妄想が膨らむ
原色濃淡合わせて600色もあるので、眺めるだけで楽しいです。
「あぁ、これは冬の夜。深い森の色で、きっと雪が降っている」
「この便箋の色、綺麗だな……、混色表で言うとどの組み合わせだろう?」
などなど、何かと捗ります。妄想好き用遊び道具のできあがり!
好きな色が見つかった
これだけ色があると、好きな色も見つかります。また「この色を混ぜてできる色はみんな素敵だな〜」という、混色時の好きな色も見つかります。
私のお気に入りはアイボリブラックとオペラ。ブラックを混ぜるのはあまり好まれませんが、好きなんだから仕方がないですよね!(混色結果は11、12列目)
透明水彩全般の勉強になった
筆の使い方、水加減、色の強弱、うまく混ざらない相性の悪い組み合わせ、乾くとどれくらい色が濃くなるか……。混色だけでなく、透明水彩全般の勉強にもなりました。回数こなすって大切……(涙
感想:無理せず、好きな色を見つけよう!
「欲しい色がすぐに見つかる」というのは作品の完成度に直結すると思います。
私みたいに大量の混色表を作ろうとすると、かなりの回り道になるかもしれませんが、作った経験やできあがった混色表が無駄になるということはありません。
いつも色を混ぜすぎてしまうとか、思った色をなかなか作れないという人は、お気に入りの数色から混色表を作ってみてはいかがでしょうか。12色くらいなら、たぶん1日で終わるので。
以上、24色混色表の感想・注意、sakimitamaがお送りしました。おつかれさまでした。