ムンク展に行ってきました!(2018年東京都美術館)【グッズ・混雑度・見どころ・感想】

ムンク展に行ってきました!(2018年東京都美術館)【グッズ・混雑度・見どころ・感想】

2018年10月27日より東京都美術館にて行われているムンク展に行き、「叫び」を鑑賞。混雑度・見どころ・感想などをまとめました。これから行く人のお役に立てれば幸いです。

基本情報

ムンク展 ー共鳴する魂の叫び
会期:2018/10/27(土)~ 2019/1/20(日)
休室日:月曜日 (ただし、12/24、1/14日は開室)
12/25、12/31、1/1、1/15
開室時間:9:30~17:30 ※金曜日は午後8時まで
(入室は閉室の30分前まで)
会場:東京都美術館 企画展示室

※12月中は高校生も無料です!

行った日

2018/12/11(火) 10:00-
鑑賞時間:80分くらい

混雑度は?

まぁまぁ混んでいました。

平日の午前中の割には人が多かったと思います。列に並んでじわじわ動けば、まぁまぁゆったりと絵を鑑賞できるレベル。

出口のところで「希望者にポケモンカードを配布するキャンペーン」をやっていたので、もしかしたらそれの影響かもしれません。

小さなお子さんも結構いたし……ポケモン効果しゅごい……。

どんな理由にせよ、子供の頃から優れた作品を目にするってのは良いことですよね〜。

冬休みが始まるとさらなる混雑が予想されます。ゆったり鑑賞したいな〜という方は、冬休み終了後のイベントごとのない平日の夜なんかがいいかもしれません。

グッズについて

グッズは会場内でのみ購入できます。再入場はできません。

カレンダー、ノート、ポストカード、クリアフォルダ、チケットフォルダ、ミニカンバスなどの定番商品に加え、「叫び」空気人形などのおもしろグッズや、BEAMS・湖池屋・ポケモンとののコラボグッズがありました。

中でも、ポケモンとのコラボグッズは大人気で完売商品もありました。コラボグッズ目当てでいく方は、注意してください。

みどころ:全てがムンク作品

展示作品101点、全てがムンク作品です。これ、けっこう珍しいことだと思います。

◯◯展って銘打ってても、展示作品が足りなくて「◯◯が参考にした作品」とか、「◯◯が影響を受けた作品」が一緒に展示されていることって結構多いです。

(あれ、この作品急にタッチが変わった……)って思ってよく見たら、別人のだった。的な。

安心してください。ムンク展2018は、100%ムンクです。

感想:こんにちは、ムンクさん

ムンク展にいく前、私のムンクに関する知識は「叫び」を描いた人、程度のものでした。なんだか、悲しげな絵を描く人。

ムンク展で、私は画家としてのエドヴァルド・ムンクを見ました。展示されていた100あまりの作品を通して、彼そのものを見ました。

一番印象的だったのは「黄色い丸太(The Yellow Log)」

目にした瞬間、私も雪景色の中にいました。絵を描いているムンクの横で、一本の丸太を眺めていました。静かで眩しくてとにかく寒くて、美しい光景でした。

まぁ、全部私の妄想なんですけどね。妄想なんですけども。

鑑賞している絵の風景に入り込んでしまうのは、よくあることなのですが、絵を描いている人のそばに佇んでいたっていうパターンは初めてで、すごく不思議な体験でした。

「黄色い丸太(The Yellow Log)」の画像はコチラ
https://g.co/arts/vgecpybvpzgjveym8

展示内容は今で言う「自撮り」のような肖像画からはじまり、テーマに沿って、ざっくりと時系列に並んでいます。

苦しい、辛い、不安という負の感情のこもった絵から、ある時期を境に安心が表現された絵に変わっていく。

その変化が私には心地よかったです。「よかったね」って、純粋に思いました。

晩年の作品にはかつての緊張感がなくなった!なんて批判もあったそうですが、知ったこっちゃないです。画家を何だと思っているのでしょう?っていうか、私は晩年の作品のほうが好きです。

芸術にさほど興味がなく、普段は「綺麗だった」的な感想しか言わない主人も「ムンクさんがどういう人か、わかってよかった」と話していたので、ムンクは内面を表現するのが上手い画家なのかもしれません。

彼がどのような人間だったか、どんな人生を歩んだのか、知識を得た上で、再度「叫び」を観ると、また違った印象をうけるのではないでしょうか。

ムンク展2018、「共鳴する魂の叫び」という名の通り、ムンクの魂を感じさせてくれる、素晴らしい美術展でした。関係者の皆さんありがとうございます。

会期は2019/1/20まで。ぜひ、皆さんも足を運んでみてくださいね!

以上、ムンク展の感想、sakimitamaがお送りしました。お疲れ様でした。