SUITS Drawing ! スーツ ドローイング会に行ってきました。描いた絵・感想

スーツドローイング感想

2018年4月15日 東京都九段下のボーンデジタルさんで行われたスーツドローイング会に行ってきました。その感想と描いた絵をまとめています。

この記事はこんな人にオススメ

  • スーツが好きな人
  • スーツドローイング会の様子を知りたい人

基本情報

  • 開催日:2018年4月15日
  • 時間:14:00-16:00(午後の部)
  • 会場:ボーンデジタル 6F セミナールーム
  • 参加費:3000円

https://www.borndigital.co.jp/seminar/6069.html

この記事を書いているsakimitamaはこんな人

2015年からお絵かきの勉強をはじめた。2017年春、パルミーの講座をキッカケに真剣にお絵かきに取り組むように。頭の中の風景や、好きなゲームの絵を描くのを目標に毎日頑張っている。ボーンデジタルさん主催のドローイング会には時々参加する。

セミナーについて

スーツイラストやスーツレターでお馴染みの砂糖ふくろうさん( @hakubi8888 )と、商用フリーのカッコいいスーツ素材を提供してくれているまこ立会人さん( @kagaho04 )がタッグを組んだスペシャルなドローイング会。

会場はどれくらいの広さ、規模?


(写真は別なクロッキー会で撮影したもの、この時はたぶん30人くらい)

ボーンデジタルさんの会議室で行われました。今回は35人だったので、わりとギチギチ。

使用画材は?

紙も画材も自由です。鉛筆や筆ペンっぽいもの、iPadなど、みんな好きなものを使っていました。お水をたくさん使う画材(絵の具とか)でなければ、何でもいいと思います。


私はiPad Pro 12.9インチとProcreateを使用しました。クロッキー会で使うのは初めてでしたが、とても使いやすかったです。オススメ。

上手くなくても大丈夫かな……?

余裕です。ドローイングがはじまったら、人のを見ている余裕はありません。さらに言えば、自分の絵すら振り返る暇はありません。ただ描く!楽しんで描く!そこに上手いも下手もありません。大丈夫です。

でももし、参加する前に余裕があるならば、スーツや靴の構造を知っておくとポーズを描きやすくなるかもしれません。

集中力続くかな?

続きません。みんな続きません。なので、適度に休憩が挟まれます。

それでも疲れてしまった時は、手を休め、砂糖さんのドローイングを眺めるのもいいと思います。時間配分、観方、描く順番、ストローク……。自分は描かなくても、学べるものがたくさんあります。

モデルさんをジッと観察してみたり、目を閉じてみんなが描く音を感じたり。

もっと気楽に考えて大丈夫ですよ。

その他

1階にはコンビニがあります。会場ではボーンデジタル社書籍をオトクな価格で購入することができます!

ドローイング会の流れ

当日はこんな感じでドローイング会が進んでいきました。

砂糖さんごあいさつ

1分ポーズ×5
3分ポーズ×4
5分ポーズ×2
<5分休憩>
3分ポーズ×4
3分ポーズ×3
<15分休憩>
3分ポーズ×4
5分ポーズ×2
<5分休憩>
5分ポーズ×2

締めの言葉、宣伝など

合計:26ポーズ(私は2回描いていないので24ポーズ)

描いた絵

動画はコチラ。最後の1枚が動画になっていないのはご愛嬌。

1分ポーズ×5

準備運動タイム。やっぱりいきなりは手が動きません。1分だとジェスチャーでギリギリなのに、ついついスーツの形を追ってしまってますね。

3分ポーズ×4

1分の後の3分はとても長く感じます。このあたりは「スーツ」の感覚をつかむのに必死です。3体目(左下)は背中からのアングルで情報量が少ないので落ち着いて描けていますね。4枚目も3枚目と似たポーズなので、複雑さのわりに上手く描けました。

5分ポーズ×2

ジャケットを脱いでの2ポーズ。私はベストスキーなので、最高でした。この辺から余裕ができて少し大きく描けるようになってきました。右側は、ややシワが多いなーと思いますが、まぁまぁかっこよく描けました。

<5分休憩>

3分ポーズ×4

休憩が入ったので、また線が乱れていますね。普段あまり描かないポージングだったので、難しかったです。

3体目(左)は全体的に少ないラインで描けたので気に入っています。右側はもっとシンプルに描きたかったなー。

1回は何も描かず砂糖さんの描く様子を観ていました。

3分ポーズ×3(リクエストタイム)

リクエストタイムでした。1体目(左)は腕まくりポーズだったのですが、腕まくり感が出せなかったです。むずかしい。2体目(右)はキュートなポーズの正面というナイスポジションだったのにも関わらず、逆にドキドキしちゃって上手く描けませんでした。ぐぬぬ。

ここでも1体、砂糖さんのドローイングを観察していました。

<15分休憩>

3分ポーズ×4

休憩後1体目はどうしてもしっくりしませんねー。2体目(右〉の左足は「グッ!」と描けたので気に入っています。こういうのが描きたい、こういうのが。

3体目(左下)と4体目(右上)、どちらもこじんまりしてしまいました。もっとダイナミックに描きたいなー。

5分ポーズ×2

このポーズも気に入っています。左右の足の距離感が上手く表現できました。椅子も含めですが、この辺は #5分だけ描く でひたすら基本図形を描いていたおかげかなーと思います。

後ろから。大きなシワがない時の表現方法が難しかったです。どう動きや厚みをだせばいいんだろ。要素が少ないほど、表現力を問われますね。

<5分休憩>

5分ポーズ×2

最後の2体。休憩後だったにも関わらず、一番すんなり描けました。数をこなすって大切。特に右側の上半身は「私も絵が上手くなったなー」と思える1体でした。これの動画が残っていないのが悔やまれます。Procreateめ……。

お気に入りの1体

3分で描いた、この1体(左側)。

上手いとか下手とかではなくて、「自分の描きたい絵」に近かったので、これを選びました。足のラインとか最高じゃないですか?(自画自賛)うーん、いい絵だ!

感想

スーツって(・∀・)イイ!!

「スーツっていいな」と薄々感じてはいましたが、やはりいいですね。いい。

襟とか、ふくらはぎとか、ポケットに手を入れた時のズボンの膨らみとか、靴底のカーブとか、ベストの時の背中と腰のラインとか……。

着衣だからこそ感じられる「勢い・ダイナミックさ」もあったりして。こういうドローイング会もすごくいいな……と思ったのでした。

自分的スーツの萌ポイントがわかった

ひたすらスーツを描いて気がつきました、自分の萌ポイント。人間、余裕が無いと好きなところだけ見るんですね。

私の場合「首周り、特に首とワイシャツの境目」でした。どの絵でも基本ココから描いているし、ここを描かずにはいられない。なんなら、ココだけ描ければいい!!!!

絵を描くと、自分では気がついていない「好き」を発見できる。おもしろい。

砂糖さんの絵をいただけた!

午後の部では、ドローイング会で砂糖さんが描いた絵をもらうことができました。ラッキー。

勢いがあって、伸びやかで、「そこにある」感じがして。

最高です。砂糖さんは私の目標なので、挫けそうな時にはこの絵を眺めようと思います。ありがたやー。

まこ立会人さんが動いていた

普段写真でお世話になっている方が動いている、それだけで感動しました。日頃のお礼を直接伝えられたのも良かったです。

あと、やっぱり実物は立体感が違います。さらに良い。特にふくらはぎが良い。私が良い絵を描けたのは、まこ立会人さんのおかげです。本当にありがとうございました。

ドローイング会の醍醐味

小さな会議室に30人以上の人たちが集まります。なんだか学生時代を思い出しますね。でも、あの頃のような賑やかさはありません。(あ、説明タイム・休憩中はすごく和やかな雰囲気ですヨ)

ドローイングタイムがはじまれば、それぞれが感覚を研ぎ澄まし、自分の世界に集中します。その場にいるのは「わたし」と「モデルさん」だけ。

モデルさんは何を伝えたいのか。私は何を受けとるのか、そしてその中から何を抜き出し、どう紙の上に表現するのか。

めちゃくちゃ集中力使います。ヒリヒリします。でも、このヒリヒリがたまらなく楽しいんです。

一人で練習していると、飽きちゃったり、力を抜いちゃったりしがちですよね。だから時々、自分と真剣勝負する、そういう場に参加してみるのもいいんじゃないかなって思います。

また明日もがんばろう

30歳を過ぎて「絵って正しい方法で勉強すれば、ちゃんと上手くなるんだ!」ということを知って、真剣に勉強をはじめて、練習して、努力して、挫けて、描くのが嫌になって、でもまた描いて。

バシッと決まった1本が描けたら、それだけで嬉しくなったりして。上手い人の絵を見て、凹んだり、私も!って筆を執ったりして。世界中に「仲間」がいるって、わかっていても、寂しくなったりして。

「描くのが楽しい!幸せ!」って、いつも思えたらいいんでしょうけど、私はまだそこまで到達できていません。早く、早くって、気持ちばかりがはやります。

独学で絵を学ぶって、孤独ですよね。

今回のようなドローイング会って、「モデルさんを観て、描いて、観察眼や取捨選択のスキルを学ぶ」ための集まりだと思われるかもしれません。まぁ、実際そういう場なんですけど。

でも、それだけではなくて、「絵を描く仲間に会える」場でもあるんです。

同じ志を持った人たちと、同じ時間を共有する。

これだけで、私は力をもらえます。また明日もがんばろうって、元気になります。

「絵を描く仲間」に会いに行く。

ドローイング会に参加する理由なんて、これだけで十分です。っていうか、なんでも良いです。今回の会で言えば「生スーツを眺めたい!」「砂糖さん、まこさんにお会いしたい!」でもいいと思います。

上手く描けなくてもいいんです。上手くいかないから勉強するし、寂しいから・会いたいから会いに行く。その為のドローイング会です。

私はこの会に参加して、自分と真剣勝負することができました、他の人から元気をもらえました。スーツを好きになりました。

だから、私はこのドローイング会に参加して良かったーって心から思います。でもって本当に楽しかったものですから、次は、これを読んでいるアナタにも、ぜひ参加してみて欲しいなって思います。

参加する理由なんてなんでもいい。楽しく描ければそれで十分。さぁ、あなたもご一緒にいかがですか?

というわけで、スーツドローイング会のレポート、sakimitamaがお送りしました!

この他にも、主催の砂糖さん( @hakubi8888 )が会の様子を「さとうぶろぐ」にてレポートされると思いますし、イベントハッシュタグ(Twitter) #スーツドロ会 #SUITSDrawing でも、参加された方の感想や、描かれている絵を見ることができます。ぜひそちらも参考にしてみてください。

砂糖さん、まこ立会人さん、ボーンデジタルさん、参加者の皆さん、ものすっごく楽しかったです。ありがとうございました。お疲れさまでした〜。