2016年7月22日、ドラゴンクエストミュージアム先行体験に行ってきました。褒める&オススメするスタンスのこのブログですが、今回は辛口です。あしからず。
基本情報
ドラゴンクエストミュージアム
会期:2016年7月24日(日)〜9月11日(日)
会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール
開館時間:10:00~22:00
※10:00〜11:00は「朝チケット」購入者のみ入場可
公式サイト https://dqmuseum.jp/
参加情報
日時:2016年7月22日(金)11:30~15:00(210分、うち物販列140分)
チケット:特別先行チケット
目的:ドラクエのジオラマなどを観るため
誰と?:家族と
こんなひとにオススメ
- ジオラマが好きな人
- 各種原画を観たい人
- ドラクエが好きな人
混雑度について
とんでもなく混みます。スタッフの質も低く、人の誘導もメチャクチャ。入る前、各エリアに移る前、カフェ、物販でそれぞれで並ぶと思ったほうがいいです。
※追記 物販に後から郵送制度ができたらしく、待機時間が大幅に改善されたようです。また、平日夜はカフェも空いているそうなので、Twitterなどで様子を見てから行くと良さそうですね。
時間配分
入場待機列:5分
展示を楽しむ:15分
ジオラマ前の待機列:15分
ジオラマ等を楽しむ:35分
カフェは通過
物販待機列:140分
合計:210分
朝チケットがオススメ!
枚数限定&時間指定で入ったのに、これだけの時間がかかりました。同じ時間指定チケットでも、13時以降の方は入場まで30分以上並んだとのこと。遅くなればなるほど人が溜まっていきます。このイベントで不快な思いをしたくないのなら、朝チケットの利用が良いと思います。
購入したグッズ
メタルスライム柄ネクタイ 5000円(税込)
はぐれメタルのワンポイント。
カナヘイイラストクリアファイルセット 700円(税込)
カナヘイイラストシール 500円(税込)
カナヘイさんのドラクエモンスター達。
モーモンのこの顔が大好き。
スマイルスライムアイストレー 1620円(税込)
これは一般販売商品なのでネットでも購入可能。
イマイチだったトコロ
狭い
基本的な展示は1000㎡のホールAに詰め込まれており、かーなーり狭いです。1000㎡といえば、テニスコート3.8個分。その広さに14ものブースが作られて、それぞれに展示品があって、仕切りがあって通路があって……。スペースに限りがありますので、展示数も少なめ。30周年特別企画だからって、過度の期待は禁物(涙
この展示、いる?
展示内容そのものに罪はありませんが「コレしかスペース無いのに、この展示本当に必要?」と思うモノがありました。具体的には石版パズルなどの体験ゾーン。
内容的には問題なく、もう少し広いイベント会場ならば普通に歓迎したゾーンだと思いますが、これだけ狭い会場で、画廊や天空城前の通路の広さを犠牲にしてまで入れる価値のあるモノだったのか疑問が残ります。
運営がひどい
公式サイトが度々落ちる。いまだにグッズページにNOWPRINTINGがある。売り場前にあったサンプル用Tシャツのサイズ表記がメチャクチャ。そもそもグッズ・図録が間に合っていない。5分しか待たないゲームの列に「30分待ち」の札を掲げるスタッフ。本当は3時間ちかくかかるのに「1時間半待ち」と案内するスタッフ……全体的に雑な運営です。
図録が開会までに間に合わないミュージアムって聞いたことあります?
待ち時間が長すぎる
イベント初日でスタッフが慣れていないという事を考慮しても、人を待たせすぎだと思います。今日のような人数を限定している状況で余裕をもってさばけないのならば、制限がなくなる日曜日以降、一体どうなるのでしょう。
どれだけ展示内容が優れていても、物販でこれだけ長時間待たされたらせっかくの感動が台無し。「何買おうかなぁ」と、ワクワクして渋谷にやってきたドラクエファンの気持ちをこれ以上無下にしてほしくありません。全体的な運営、特に特に物販には強く改善を望みます。
※追記 初日の夕方から郵送対応もはじめたみたいです。良かった良かった。でも途中でスペクタクルショーに行くために泣く泣く諦めた人がかわいそう。もう繰り返さないで欲しいですね。
良かったトコロ
かなりボロクソ言ってしまいましたが、良かったところもちゃんとありますよ!
ジオラマは最高
4〜6の名シーンを再現したジオラマコーナーは最高でした。
思い出すだけで胸が詰まるパパスの後ろ姿……、サラボナで運命の選択を迫られた主人公……、もうとにかく最高。いたずらもぐらが隠れていたり、ステンドグラスにちゃんと柄が入っていたり、角度を変えてみないとわからないような場所に小ネタがあったり。後ろの人達に遠慮して次に進みましたが、もし人が少なければあと1時間位は眺めていたい素晴らしい内容でした。
各種生原稿も最高
伝説の始まりコーナーでは、鳥山明氏によるゲームパッケージの原画・モンスター原画、堀井雄二氏によるゲーム企画書原本・すぎやまこういち氏による手書き楽譜が展示されていました。
鳥山明氏の原画を見て驚いたのは修正がほとんどないこと。ペン入れも彩色もうますぎて、印刷みたいなんですよ。生原稿感がない。途中、はっきりと修正された画があった時は「おおおおお!」と、テンションが上りました。
堀井氏の企画書原本。方眼用紙に描かれた町やダンジョンの設計・設定図。ここには宿屋があって、人がいて。この人はこう動いて、この人は動かなくって。この宝箱には何が入って、ここでイベントが起こって。紙の端になぞの計算式が書いてあったりして。30年前に思いを馳せることができました。
すぎやま氏の手書き楽譜。知識がないので書かれている内容はさっぱりでしたが、修正したり書きなおされたりされているのを見ると、感慨深いものがありました。今では多くの人が知っているあの曲も、こうして、一枚の楽譜から生まれたんですねぇ。
「伝説の始まり」の名に恥じない優れた内容でした。
まとめ
細かく言及していませんが、1〜3の画廊も、オールスターのバトルムービーもとても良かったです。ドラゴンクエストに対する敬意と愛を感じました。展示物だけで言ったら「良かったよ!楽しかったよ!」といえる内容です。ドラクエファン、特にジオラマや模型が好きな人にはぜひ行って欲しいイベントでした。
もう、あの、本当にお願いですから、もっと運営、頑張ってください……。以上、ドラゴンクエストミュージアムの感想、sakimitamaがお送りしました。おつかれさまでした。