2018/12/21、東京九段下にて行われた「ストーリーボードのプロセスから学ぶ画作りの秘訣」に行ってきたので、その感想と考えたことをまとめました。今後、参加される方の参考になれば幸いです。
これを書いているsakimitamaはこんな人
絵を描くのが好き。自己表現・コミュニケーションのツールとして絵を学びたいと思っている。
基本情報
ストーリーボードのプロセスから学ぶ画作りの秘訣/栗田 唯 氏
開催日:2018/12/21(金)19:00~22:00
会場:東京都千代田区九段南1-5-5(ボーンデジタルセミナールーム 6F)
参加費:10,800 円(税込)
定員:45席
URL
http://shop.cgworld.jp/shopdetail/000000000647/ct78/page1/order/
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カリキュラム
ストーリーボードのプロセスから学ぶ画作りの秘訣
ストーリーボードとは?から具体的な仕事内容まで、「ストーリーボード」に関する一通りのことがらを(熱く)解説。
先日参加した堤大介さんのセミナーとも重なる部分があって、ポジションが異なっても「伝える」行為の根っこにあるモノは同じなんだなぁなんてことを思いました。
映画から学ぶ画作りの秘訣
・『アナと雪の女王』『魔女の宅急便』や『アメリカン・ビューティー』など、複数の映画作品に関して、ストーリーボードアーティスト視点での(情熱的な)考察。
人の心に残る映像は、どの様に設計され、演出されているのか。慣れ親しんだ映画に新しい視点を持ち込むことができて面白かったです。
パーソナルワークなどを元にストーリーボードの解説
・実際のストーリーボードと完成作品を一つの画面に並べた比較再生
・唯先生が実際に行ってきた具体的な課題の内容およびピッチ
比較再生は目にする機会がないものなので楽しかったですし、コレがああなるのね〜という流れが視覚的に理解できてよかったです。
具体的な課題と、完成作品の提示及びピッチは、ストーリーボードアーティストを目指す方や、「伝える」に興味がある方への、学びのとっかかりになりそうでした。
感想:生ストーリーボードアーティスト
このセミナーで一番価値があるもの、それは「唯先生」その人だと私は考えます。百聞は一見にしかずの、一見。
もし、ストーリーボードアーティストに興味があるのなら、唯先生のピッチは生で観たほうがいいです。というか、唯先生そのものを生で観たほうが良いです。絶対に。
シンガーが歌うように、ダンサーが踊るように、唯先生はストーリーを語ります。全力で。
「ピッチ」はストーリーボードアーティストの仕事のうちの一部分なのかもしれませんが、言葉で説明されるのと、現場で実際に体験するのとでは、情報量に大きな隔たりがあると感じます。
一般の人達にとって「ピッチ」はこうしたセミナーでしか体験できない部分なので、もう少し長い時間観てみたいなぁと思いました。いや、本当、みんなに観て欲しい、唯先生のピッチ。
あと、これはご本人の素質も大きそうですが、唯先生は、話しかけた人たち全てを笑顔にします。楽しい気分にさせます。もちろん真面目なモードもありますが、楽しませるスイッチが入ると、場にいるみんなが笑います。ザ・エンターテイナー。
正直、唯先生並みに人を楽しくさせるのは、そう簡単なことではなさそうです。本人の素質もあるし、長年培ってきたスキルもあるのでしょう。
けれど、まずは「楽しんで欲しい!」という気持ちを持つこと。それがストーリーボードアーティストになるうえで、とても重要なことなんじゃないかな、と思わずにはいられない、そんなセミナーなのでした。
この後、「セミナーを受けて考えたこと」を書いたら、長くなってしまった上に、本題からそれてしまったので別記事にしました。よかったらそちらもどうぞ。
ストーリーボードのプロセスから学ぶ画作りの秘訣を受けて考えたこと
唯先生、ボーンデジタルのスタッフの皆さま、楽しい時間をありがとうございました。
以上、ストーリーボードのプロセスから学ぶ画作りの秘訣の感想、sakimitamaがお送りしました。