アリスを描いた。イラストメイキング・感想・反省

反省や改善点は必ず言語化しなさいって、先生が言ったから。イラストの制作過程と感想・反省の記録。

描いた絵

下書き:オレンズ02
主線:フォードローイング003・ハイテックC0.3ブルーブラック
着色:プリズマカラー24色
用紙:コピー用紙 13×8cmくらい
かかった時間:3時間半くらい

描くキッカケ

なんとなく構図が浮かんだので。プリズマカラーの作例が欲しかったから。

思いついた時の小さなメモ(2×4cm)

下書き

オレンズの0.2で下書き。小さな女の子の全身比率がわからなかったのでかなり手こずった。床のパースもよくわからなかった。イメージは海外童話の挿絵。

線画

ペン入れはフォードローイング003とハイテックCの0.3ブルーブラックで行った。

まずは女の子だけペン入れ。左手の下書きが適当なままペン入れをしたら、めちゃくちゃになってしまった。後悔してもCtrl+Zは使えない。線、一本一本を大切にしなければ。リボンの位置や髪の毛で下を向いている表現ができたのは気に入っている。

床に光を入れる。

きっちりした直線にする為に(ガチな方の)マスキングテープを使った。調子に乗って何度も貼っては剥がしを繰り返していたら、3回目くらい(完成間近)で紙が剥がれた。さすが塗装用。辛い。みんなは気をつけて。

 

ポーズ人形にティッシュのスカートを着せて、光の当たり方を見た。お陰で右手がすごく良くなったと思う。本物を観察することは大切だ。

影や床を追加して線画は終了。

着色&完成

今回は前回の反省を活かして、うすーくうすーく色をのせていった。

不思議でメルヘンな雰囲気を出すため、影には明るい色(パステルカラーのピンク・黃・水色・黄緑・紫)を置いた。影を線画で表現しておくと、色で遊べる。勉強になった。

大体の色が決まったら、複数の色を混ぜながら色に深みを出していった。光を強調したかったので、背景をさらに暗くした。名前を入れて完成。

反省・感想

力が足りない

圧倒的に力が足りない。我ながら良い絵だとは思うけれど、頭の中の理想はもっともっとミステリアスで、ドキドキしてワクワクするものだ。光の先には何があるのだろう……?と、心を動かされるカット。あらゆるものの知識がほしい。

覚悟が足りない

ペン入れできるチャンスは一回しかないのに、今回も適当に線を引いてしまった。調子に乗った左手部分はこの絵で唯一嫌いな場所。せっかく描いた絵を全部好きになれるように「こんなもんでいいだろう」という気持ちは捨てたい。

努力してできないのと、努力せずできなかったことは、表に出る結果は同じでも、自分の中での残り方が違う。

本物をみて欲しい

我ながらすごく可愛く描けたと思うし、色も綺麗に塗ることがきた……のに、その美しさをうまく写真にとることができない。人に伝えることができない。

初めて「原画をみて欲しい!」という気持ちになった。個展を開く人にはこんな気持もあるんだろうな。これも全て発色が良いプリズマカラーに出会えたから。プリズマカラーバンザイ。

必要なものを知る

作品を完成させようとすると、わからないこと・できなことがゴロゴロでてくる。そのどれもが、すぐに身につけたいもの。

作品をひとつ完成させると、自分には何が足りていないのかわかるし、いつか使うために学ぶではなくなって、今必要だから学ぶに変わって、勉強への意欲があがるなーと思った。

学びたいことメモ

髪の描き方
子供の身体の比率
床のパース

というわけで、次もがんばろう。